アシタバは日本原産のセリ科の野菜で、葉を摘んでも明日にはまた芽が出るという生命力の強さが特徴です。主な産地としては房総半島や三浦半島、八丈島や大島などの伊豆諸島、紀伊半島が挙げられます。旬の時期は2月の中頃から5月までで、緑色が濃く艶やかなものを選ぶのがポイントです。レシピとしてはおひたしや味噌汁の具材、炒め物などが挙げられます。様々な栄養が豊富に含まれている他、クマリンという他にはないポリフェノールもアシタバならではの成分です。このため料理に用いられる以外にも、青汁やサプリメントにも取り入れられています。

 

 

 

アシタバの栄養成分を紹介!

 

 

アシタバにはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がバランスよく豊富に含まれています。またカルコンやクマリンといった、他の食品では見られない健康成分も特徴的です。ポリフェノールの一種であるカルコンは葉や茎を切った時に出る黄色い汁で、血栓予防効果が医学的にも認められています。他にも脂肪の蓄積を抑える、すでにある脂肪の燃焼を促すといった働きも期待されており、美容と健康両方におすすめです。一方のクマリンもカルコンと似た働きのあるポリフェノールの一種であるため、どちらも抗酸化作用が期待できます。