キャッサバと言っても鯖の一種ではありません。実はタピオカの原料でもあり、そういった意味では日本人でも口にしたことがある方は多いのです。

古くからアメリカインディアンが栽培していた植物で、今もアフリカを中心に主食として食べられているのです。デンプンを豊富に含んでおり、芋のようなものです。見た目も細長いサトイモといった感じです。

生のキャッサバにはシアン化合物という有毒物質が含まれているため、日本だと生の状態では輸入が禁止されています。タピオカは無毒化して抽出されたデンプンから作られているので、食べても問題ありません。

 

 

 

食用に、工場用の原料にも。

 

 

主食として食べられるだけではありません。家畜のえさと言うことで使われていますし、バイオエタノールやバイオプラスチックの原料となり工業の分野でも必要不可欠です。需要が急増しているため、供給が追いつかなくなっているほどです。接着剤にも利用されていますし焼酎の原料にもなります。将来的に人口爆発した際には、食料の供給源として期待されており今世界的に注目を集める食材です。適地でさえあれば栽培は容易、収穫も機械化出来るため人件費もかかりません。キャッサバは世界の未来を救ってくれるかもしれません。