ロコモコは、ハワイの郷土料理で簡単に言うとハンバーグ丼といった感じのものです。ハワイでありながらお米が使われていて日本の丼物に似ているのは、日系人であるナンシー・イノウエという人物が考案したからです。ハワイ自体が、元々日系人が多く住む地域であり日本人のように米を食べる方もたくさんいたのです。日系人によって若者向けに、安くて簡単に作れてすぐに食べられるメニューをと考案されたお料理が、今や日本人も知るところとなったのです。若者だけでなく多くの人に親しまれる食べ物となっており、様々なお店で提供されています。
ロコモコの名前の由来
ロコモコの「ロコ」とはスペイン語のイカれた奴という意味、このお店の常連客の若者のあだ名がクレイジーで、スペイン語を学んでいた友人がスペイン語に訳して料理名に当てたのです。「モコ」とはハワイ語で入り乱れる・混ぜるという意味、でも実際にはハンバーグと目玉焼きを乗せてグレイビーソースをかけただけで混ぜることはありませんから、単に語呂の良さと雰囲気で選ばれたようです。この可愛らしい料理名もまた人気の秘密かもしれません。
ところでグレイビーとは肉汁のこと、肉汁を用いて作られたジューシーなソースをかけるのがロコモコの正式なものです。