カタクチイワシを塩漬けにしてオリーブオイルに浸したものをアンチョビと呼びます。オリーブオイルを使うことからもオイルサーディンなどとも呼ばれている加工食品や保存食です。但し、アンチョビは15%~20%の塩水に半年以上漬け込み発酵および熟成したもの、オリーブオイルに漬け込んだ後の加熱はありません。これに対してオイルサーディンは高濃度の塩水に数時間漬け込み、オイルに漬け込んだ後は過熱を行うなどの相違点がありますので全く異なる保存食と言えましょう。尚、半年以上塩水に漬け込むことで発酵が進む、発酵食品の一つです。
自家製でも作ることができます
アンチョビは食品ではありますが、同様の製造過程の中では肥料用や飼料用としても製造が行われていると言います。粉状にしたものはフィッシュミールと呼ぶものです。尚、アンチョビは缶詰や瓶詰めなどで買うことができますが、鮮度の高いカタクチイワシを使えば自家製もできます。手作りで行っておけばパスタを茹でた時、ピザを作りたい時などいつでも使えますし、お酒のおつまみにも最適な発酵食品ですからお酒が好きな人にもお勧めです。手作りのポイントは塩水の濃さと漬け込んで冷蔵庫の中で保存を続けることです。