前菜としていただくことも多いカルパッチョ、さっぱりとした味わいでおいしくいただけます。本来ならわさび醤油で食べることが多いお刺身を、ちょっとおしゃれにアレンジしようとこのメニューを作る方もいますが実は間違い、何しろ本来のカルパッチョは、イタリアの画家であるカルパッチョさんが薄切りの生肉にパルミジャーノレジャーノチーズをかけて食べるのが好きだったというのが由来となっているからです。ただし、現在ではイタリアでも生の魚や野菜・フルーツを使って作るようになりました。オリーブオイルやレモン汁・香味野菜などを乗せてチーズをかけ、華やかに仕上げてください。
マリネとの違いとは。
似たような見た目のお料理としてマリネがありますが、こちらはフランス料理です。マリネの方が調理法はやや面倒、なにしろ食材を漬け汁に一定時間漬け込むことで柔らかくしていただくからです。調理法こそがマリネであり、肉でも魚でも食材の制限はありません。
パスタなどイタリア料理を中心にお料理を考える場合にはカルパッチョを、フランス料理を作った時にはマリネを添えてやるとお料理との相性もよく、おしゃれに仕上がるのではないでしょうか。食材を選ぶようなことはなく火も使わないため、簡単なメニューです。