こんばんは。

先の大戦は正しかったか。

それとも悪だったのか。

そんなテーマで書かせて頂きます。

写真は核戦争を描いているので、

ターミネーターにしてみました。

善か悪か、答えは、どちらでもありません。

近現代史を勉強し始めた頃はよく

ほら！ここは日本が正しかったじゃん！

クソ、アメリカふざけんな！

中国、なめんな！

などと喚き散らしておりましたが、

今となっては答えはどちらでもありません。

未だに変わらないのは

純粋に家族や仲間、国を守る為に命懸けで戦ってくれたじいちゃん達の気持ちを受け継ぎ、

継承したいと思う気持ちだけ。

では、何故どちらでもないのか。

簡単です。

先の大戦。日本に関して言えば、日本を滅亡の際まで追い込みたかった日本人(政府・陸海軍首脳)もいれば

何としても日本を守りたい、アジアの国々、

西洋諸国すらも一緒に手を取り合いたい。

そう思って正に一生懸命努力された方々もいます。

アメリカやイギリスも同様。

チャイナもロシアも同様。

当たり前ですが、戦争になれば数百万人から

数千万人の人が死にます。

当たり前ですが、誰かを守れば誰かが死にます。

じゃあ、守らなくてもいいのか！？

そんな訳にはいきません。

私の大切な人達が命の危機に晒されたら

私は迷わず敵を殺します。

話を纏めましょう。

まず、善か悪かの議論をする際に第一に必要だと思う事は「戦争を起こさない努力を最大限したかどうか」です。

先の大戦前夜、政府、そして国民。

最大限、戦争を回避する努力をしましたか？

答えは「否」ですね。

何故なら、まず近衛政権は明らかに支那事変を膨張させました。

そして、それによってアメリカ金融資本を刺激する事も政府中枢にいれば理解していた筈。

でも、私利私欲の為に和解出来た筈の蒋介石と

和解しなかった。

これは動かざる事実です。

そして、国民はマスコミ(朝日新聞や旧NHK)に

煽られ、東條内閣に変わり昭和天皇と東條首相が

日米戦回避に向けて尽力している時に

英米を許すな！開戦あるのみ！

と、騒ぎ立てましたね。

冷静に考えて、これは正しい事でしょうか？

確かに、アメリカやイギリス、欧米諸国の殖民地支配は目に余るものがありましたし、

日本が殖民地になっていい訳ではありません。

しかし「戦い」にも種類があります。

守る戦い、侵略する戦い、ただ犠牲を増やす戦い

遺恨を残す戦い、負けない戦い。

日本は米英に対し「負けない戦い」もしくは

「守る戦い」を選択すれば良いだけだったのに、

ただ犠牲を増やす戦いと遺恨を残す戦いも同時に選択しています。

これでは正義もクソも無くなってしまいます。

つまり「善と悪が入り乱れて戦争をしていた」という事になりますね。

それはそうでしょう。

政府中枢やマスコミ、有力政治家や知識人などは

既に「正義」という言葉は捨てていたのですから。

では、日本は〝完全悪〟なのでしょうか？

それも違います。

政府や軍の心ある首脳陣や末端の兵隊さん達は

純粋にアジアの殖民地解放、大東亜共栄圏の為、

そして、自存自衛の為に戦います。

結論、どちらでもないのです。

善か悪か、正しいか、正しくないか。

そんな議論が無意味なだけです。

悪い事もあった。

そこは反省し、正す。

良い事は活かす。

そして、残す。

それだけの話しです。

原爆投下を許可したトルーマンも

実は原爆投下を深く後悔していたと言います。

彼は「軍事施設」に原爆を投下したかった。

しかし、軍が「市民を巻き添えにする投下を選んだ」

トルーマンは後年、

「いくら日本人が野蛮で狂信的で侵略的な民族だからと言って、女性や子供を殺すのは世界のリーダーとしていかがなものかと思う」という彼らしい言葉を残しています。

米軍首脳陣としても開戦から4年余り、

全く想像しなかった犠牲を払い戦い続けていたのです。

現存する資料からも明らかなように、

オリンピック作戦・ダウンフォール作戦を

もし実行したなら400万〜500万の米兵が死んだ

とも言われています。

※日本側の犠牲は1,000万人〜2,000万人

米軍側もギリギリの選択だった筈です。

後悔すれば、精神が極限なら許されるのか？

いいえ、違います。

ただ、完全悪、絶対正義、そんなものはないと

言いたいだけです。

実際、原爆の投下も終戦の要因の一因になりました。

そういった意味では30万人の犠牲が

1000万人〜2000万人の犠牲を救ったとも言えます。

しかし、1000万人〜2000万人の犠牲を回避した結果、令和の日本人は誇りを失い、わかりやすく金融資本家達の家畜と化してます。

ですが、三度三度の飯が食えて

休日には映画を楽しみ、

贅沢をしなければほのぼの暮らせる

そんな人生を選択する事も出来ます。

個人的な話をすれば

私は私の大切な人達を傷つける。

命を奪う者は「悪」ですが、

物事を白か黒かで見る事は不可能です。

〝完璧な時代〟と言われている「江戸時代」

ですら落ち度はあります。

一番大事な事は白か黒かで物事を捌かない事。

そして、選択肢を沢山持つこと。

中立的な見方が出来るバランス感覚を持つ事。

だと思います。

保守かリベラルか

右か左か

日本かアメリカか

チャイナか日本か

保守か右翼か

味方か敵か

どちらかを盲信すれば対立が生まれ、

敵と見方に分ければ言わずもがな

争い続けるでしょう。

今こそ必要なものは中立的なものの見方です。

少なくとも、個人的には

そういう哲学で生きて行きます。

最後までお読み頂き、有難うございました。

先の大戦は正しかったか！？