=スニーカーとハイヒール=
(気遣いについて)
婚活する人は絶対おろそかにしないでほしい。これだけは必ず伝えなくては!と考えていたのですが、ちょっと遅れてしまいました。
改めて申し上げましょう。
=もう4~5年も前?になるでしょうか=男性34歳、女性32歳のナイスカップルの実例です=
そのナイスカップルの第1回目のデートの模様を女性から詳細に聞かされましたことを今更ながら思い出してのことです。私の長いお世話焼き人生の中にはいろいろなケースがあります。その中で、真面目(超真面目)さがもろに出たケースだろうと思います。
このお話の内容は女性からの情報です。
お互いに最初のお見合いでそれなりに好感を持った二人です。初めてのデートのことです。「待合場所は西鉄福岡駅のコンコースです。1時間もすればお昼になるので喫茶店にでも誘われてお茶でも?と考えていたところ、
彼氏は新天町商店街の中を通り抜けて明治通りを歩き始めたそうです。お店を探すのにはチョット場違いの通りに出てしまったので、それでも彼氏の行きつけの店に向かっているのだろうと思いながらついてゆくことにしたところ、裁判所前を通り過ぎ、平和台の前のお堀の前をも通り過ぎ、とうとう大濠公園前にまで来ました。公園の水面を眺めながらの休憩かなと思っていたところ、お堀の中央部に掛かる橋を渡ってひたすら歩き続けるという具合です。ここまでくると喫茶店どころの話ではありません。彼女は初めてのデートですから多少ドレスアップをし靴は当然ハイヒールです(途中からハイヒールを脱ぎたくなる程だった、というお話だったことを記憶しています)。もうこの辺まで来るといいかげんにくたびれるは、喉はカラカラになるはで楽しいはずのデートが苦痛の時間にかわってしまったわけです。彼氏の足元を見ると「スニカー」です。背広にネクタイそれにスニーカーという格好です。彼女にしてみれば学生時代からそれなりに学生ではあっても多くの男性を観察してきているから好感度さを一番に評価して、それでも言うがまま、イヤイヤ歩くがままに、とうとう公園を半周して今でいえばマクドナルドのところまで歩き続けたとのこと。やっとマクドナルドの前の平和楼での昼食にたどり着いたのは1時半だったそうです。(それも彼女が誘っての事だったそうです)。
真面目さも、ここまで来るとちょっとどうかな?と考え込んでしまいますが、聞いただけで女性に「お疲れさまでした」と同時に、よくお付き合いをしてくれましたね。と声をかけたことを今更ながら思い出しています。
勿論「お疲れ様、ご苦労さんでした」の声をかけると同時に「彼氏は本当に真面目で(真面目過ぎて)はじめてのデートで舞い上がってしまったいたのでしょう。」良くリードしてくれたね」と云いながら、「ところで、これからのお付き合いはどうしますか?」と聞いたところ「ちょっと考えます」とのことでした。翌日の電話回答は「お付き合いを続けます!」です。
どうでしょう、仲人役のこちらが舞い上がってしましました。
簡単に言ってしまえば「こんなに気遣いがない男はもう御免」といわれてもしようがないようなことです。でもそうでは無かったのです。いかに女性がひと時の行為を短絡的に解釈するのではなく、より深くこれからの人生、幸せな結婚生活をと、真剣に考えて結論を出したのか!」ということです。
ああそうです「結果報告が後先になりましたが、その後、数回のデートを重ねてめでたくゴールインしました」。
後日談
「彼氏と彼女は、福岡近郊の同じ市内に住み、男性の生真面目さは近所では有名だったそうです」。あれやこれやの情報が身近にあっったことと相まって、きっと彼女のご両親の強力なバックアップがあったにちがいありませんね。
結果良ければすべてよしですが。それにしても「気遣い」は大切ですね!と同時に「彼女の人間性のすばらしには頭が下がります!!」





