こぼしたまま透かしたソーダ水の香りに
溶かしていく想いは何色なの
話すことも忘れてしまうくらい綺麗な
睫毛の先に映るオレンジ色
想い出ならもういいよ ごめんね
君に出逢えたそれだけで
永遠の中にいるようで
夏の終わりの夕暮れ
波の音に身を沈めて
風に揺れたスカート 白い水玉模様
夢の隙間埋めたら滲んで消えてく
左の瞳に映った景色も
ソーダの泡が揺らめき
その向こう側にいる君に
もう一度だけ会えたら
全てを許せる気がしたの
二人の夏を重ねて
かけらを拾い集めたけど
両手の隙間こぼれて
白い砂になる
君に出逢えたそれだけで
永遠の中にいるようで
夏の終わりの夕暮れ
波の音に身を沈めて