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クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

大好きなふるさと日光市。その日光市での日常の暮らしを書いています。日光市から各地に出かけたことや食レポが多いかも。

〝もう一つの東照宮〟

それは県営だいや川公園内の一施設、だいや体験館にあります。

だいや体験館は、木工講習や調理講習、展示講習、農業用体験などを行っている体験講習のスペースと、日光東照宮の模型展示スペースからなる施設です。

僕は通りがかりに、駐車場にあるトイレを利用させてもらったことは何回かあって、ここで東照宮の模型が展示されていることは知っていたのですが、実際に入ってみるのは今日が初めてでした。模型とはいってもかなり精巧に再現されてされていて、結構見応えがあったので、このブログで取り上げてみました。

だいや川公園はかなり広い県営公園ですが、その西端にだいや体験館があります。公園の中程にある大駐車場とは別の専用の駐車場もあります。上の写真は駐車場からだいや体験館へと入る入口です。

だいや体験館までの間には、橋が架けられており、下には堀割も作られていて心も癒されます。ここだけでなく、だいや川公園は緑や大谷川から水を引き込んで作った堀割や池が配された自然一杯の公園です。

少し逆光で光が入ってしまいましたが、だいや体験館の入口です。

エントランスを入るとそこで、靴を脱いでスリッパに履き替えます。正面には公園の緑が目に鮮やかに飛び込んできます。

右にいくと体験講習スペースで、講習が開かれている時以外は立ち入り禁止となっているようです。

左側に事務所があって、その奥に東照宮模型の展示スペースがあります。

模型といっても、少し大きめのジオラマ程度のものが施設の端に展示されているくらいなのかなと思っていました。でも実際にはきちんと謂われのある模型で、かなり広いスペースに、東照宮にある建造物が一つ一つしっかり再現されていました。

まず入ってすぐ目の前に展示されているのが表門です。

そしてその隣には神厩舎です。神厩舎というのは、字から推察出来る通り、神馬をつないでおく馬屋です。

神厩舎の北面と西面の欄間8面には、馬を守る動物と信仰されている猿の彫刻が施されています。その中の東から2番目が有名な三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)の彫刻です。その精巧にさにびっくりしました。

そんなわけで、ここでこの展示模型を誰がいつ作ったのかと興味が湧くところだと思うので、だいや体験館でいただいたパンフレットから抜粋してみましょう。


~以下引用

製作者は富山県高岡市に住む彫刻師十二町仁三吉(じゅうにちょうにそきち)氏の厳父初代十二町仁三吉氏(富山県井波町  名工初代  大島五雲〈おおしまごうん〉の高弟)で、宮城県の青沼紋之丞氏の依頼により、大正12年(1923)から6年の月日と当時の費用で約7万円(※1)の巨費を費やし、昭和3年(1923)の秋に完成しました。
製作にあたっては、写真や古文書のみならず、平均月1回は日光に一週間ほど滞在し、徹夜で仕事を続けたと伝えられております。

昭和3年(1928)に開催された「名古屋博」に初登場し、世間の注目を集め、以後各地の大きな博覧会には無くてはならないものとして、戦前戦後の国内各地の博覧会に展示され絶賛を博しました。
昭和37年(1962)からは大分県の別府ラクテンチ内の「日光館」に展示され、昭和55年(1980)より、幾度かの所有者の変遷を経て東武鉄道株式会社の所有となり、平成9年(1997)に日光東照宮ゆかりの地、栃木県に寄贈されました。

~引用終わり

※1 筆者註  現在の貨幣価値に換算すると1億2千万円から1億3千万円といったところでしょうか。

そして五重塔です。

東照宮についてのパネル展示もされています。

これは御水舎。まあ手水舎と同じですね。

そして経蔵(きょうぞう)。経典や書物を収蔵する蔵のことです。

鼓楼。大太鼓を納めた建物です。前にあるのは、左が釣燈籠、右は廻燈籠です。

デッキギャラリーの壁面には、日光山内の航空写真や鎧武者の像、幟旗などが展示されされています。

そして市民が描いた絵画も展示されています。

本地堂(薬師堂)。薬師如来が祀られ、天井に有名な「鳴龍」が描かれているお堂です。

透塀(すかしへい)。唐門から左右に伸びる塀で、羽目に精巧な透かしが施してあることからこの名があります。

これぞ東照宮の要、陽明門です。彫刻や逆柱まで忠実に再現されています。

陽明門はご存じの通り、「ひぐらしの門」とも呼ばれ、一日中見ていても飽きないといわれていますが、それをこの大きさで忠実に再現されたことに驚かざるを得ません。

廻廊も細かいところまできちんと再現されています。

そしてその裏側にあるのは、有名な眠り猫の彫刻です。

マイクロスコープでもあればいいのでしょうが、そんなものは持っていないから、上の写真をトリミングしてみました。

当然のこと、展示模型には触ることは御法度ですが、このように眠り猫があることが札で案内されています。展示物に触れないようにスマホをかざして撮ろうとすると、なかなかズーム撮影がうまく出来なかったので(不器用なだけだと思いますけど)、ズーム撮影は諦めて上の写真の通り、トリミングでアップにしてみました。

眠り猫が彫られている部分を表から見るとこんな感じです。手前の小さな立て札にも眠り猫の案内があります。

これは神楽殿です。

こちらが拝殿と本殿、石の間です。

上社務所です。

朝鮮鐘と鐘楼。後ろにある袴を履いたような建物が鐘楼ですが、単独で写真を撮るのを忘れたようです。

朝鮮鐘は、朝鮮王朝が献納した鐘を納めた宝形造りの建物です。

こちらは何というのでしょう。鐘楼の前に朝鮮鐘と並んで展示されていた模型です。実際に東照宮にあるものは青銅製なのかな。

三神庫。写真上から、上神庫、中神庫、下神庫です。

これは上神庫をズームして撮ってみたものですが、ここもかなり精巧に作られています。

デッキギャラリー。登ると模型を一望出来ます。

デッキギャラリーに登ったところには、東照宮の冬の景色なのでしょうか。ジオラマが展示されています。

デッキギャラリーから見た模型の様子。何かドローンになった気分です(笑)。

こちらは、2つあるデッキギャラリーのうちの小さいほうのデッキギャラリーから見た模型の様子です。

こちらの展示スペースは、東照宮の実際の境内での建物配置に近くなるように考えれれてはいるようですが、展示の都合上、全く同じではないようです。


こちらは東照宮のホームページから、実際の境内案内図をスクリーンショットしたものです。


そしてこれは、だいや体験館でいただいたパンフレットと、その中の模型展示配置図です。

駐車場に戻って、だいや川公園全体の案内図が描かれた看板も撮ってみました。写真でみてもわからないとは思いますが、だいや川公園はこんなにひろいのです。今回ご紹介しただいや体験館は、写真右手端の辺りにあります。

県営だいや公園は、まだまだ見るところがあるので、またの機会に紹介することもあると思うのですが、その中の施設、だいや体験館に展示されている東照宮の模型をレポートしてみました。なかなか見応えがありますから、ぜひ皆様もご来場ください。もちろん本物の東照宮のほうへもご参拝を。



日光だいや川公園管理事務所
日光市瀬川844
0288-23-0111

だいや体験館
日光市野口224
0288-21-4421


(取材日 2018.10.1)