クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~ -266ページ目

クマの散歩道~大好きなふるさと日光市を紹介するブログです~

大好きなふるさと日光市。その日光市での日常の暮らしを書いています。日光市から各地に出かけたことや食レポが多いかも。

 

皆様こんにちは。

 
日光市のことをお伝えすることが趣旨のこのブログも、たま~にそれ以外のこともお伝えします。
 
今回は福島県双葉郡富岡町にある夜の森(よのもり)の桜並木を見て来ました。その模様をお伝えしたいと思います。
 

夜の森の桜並木は、常磐線の夜ノ森駅(駅名は〝ノ〟の文字が使われています)付近にある、県内外に知れた桜の名所です。
 
福島第一原子力発電所の事故で、付近は帰還困難地域に当たっていたことから、長い間立ち入ることが出来なかったのですが、2017年から一部が開放され、2020年の今年は、帰還困難区域の中を通る道路の一部も先行開放されたことにより、見ることの出来る範囲が広がったのだそうです。
 

これは駅東口の桜並木を写したものです。サムネイル対策でこの写真を筆頭に持ってきてみました。
 
常磐道の常磐富岡インターから来ると、最初に見える、夜ノ森駅西口の線路沿いにも桜が植えられています。この写真はその桜並木です。写真の奥が夜ノ森駅西口になります。
 
一番花をつけているところを見上げてみました。
 
すぐ下をこのように常磐線が走っています。
 
夜ノ森駅西口。ここから左右方向に線路沿いに桜が植えられています。
 
 駅は橋上駅になっていて、東西口の間を自由に通行出来るので、駅の中に入ってみました。まずは富岡第一第二小学校の名が入った横断幕が目に入りました。
 
 そして、改札口の横から、いわき方面(上り方向)を望んだところです。
 
 こちらは、相馬方面(下り方向)を望んだものです。上で見てきた写真の桜が、この写真で線路の左側に並んでいる桜並木です。
 
 そして東口側には、富岡町で掲げた横断幕もありました。
 
 これは東口の階段を下りるところで、窓から写してみたものです。相馬方面ですね。
 
 西口の駅前が駐車場になっていたので、そこに車を停めました。ここには仮設トイレもありました。資材などが置いてあるので、工事現場のトイレなのかなと思いましたが、案内が出ていたので使わせていただきました。駅は改札口を入ってからは確認していませんが、通路にはトイレはありませんでした。
 
 写真奥に進むと常磐道の常磐富岡インターがあります。ちょうど写真を撮っている背中側を常磐線が走っているという位置関係になります。こちらから向こう側は、今は帰還困難区域からは開放されています。
 
 上の交差点から常磐線を跨ぐ跨線橋を歩いて渡ってみました。
 
 そしてその橋の上から、南相馬方面を見てみました。
 
 こちらはいわき方面ですね。すぐそこに夜ノ森駅が見えています。
 
 橋を渡った東側はすぐに帰還困難区域になっています。この先で90°南に道路が曲がり、常磐線の東口側を線路と並行するように道路が通っているのですが、今年はこの部分の道路だけが部分的に先行開放されて、桜並木を見られるようになったそうです。
 
その辺りのことと、まだまだ周りは原発事故の被害が収束してないことは、こちらのブログを見ていただくとよくわかります。
 
 
東口側の桜並木の様子を撮ってみたものです。こちら側は、両側に桜が植えられています。

 

走行しながらの映像が一番きれいだということがわかるので、4編に分けてアップロードしてみます。①は南行した時のものです。


前半で、最初に「何でこれ途中で止まっちゃうんだろうね」と話して、90°カーブを曲がるところが映っています。そこを曲がらずに真っ直ぐ行くと、夜の森公園という公園があって、その前の道路は桜通りと呼ばれていて、やはり桜がきれいなところのようなのですが、今はまだそこまでは開放されていません。ゲートが設けられており、通行許可証がないと入れません。

 

②は富岡第二小学校の所で折り返してきた時のものです。


富岡第二小学校も、今は帰還困難区域の中にあるので使われていません。富岡第二小学校は、第一小学校と合同で、今は、三春の滝桜でも有名な、田村郡三春町に疎開しています。桜の名所というつながりがあるんですね。

 ※上のYouTube映像には車のナンバーや花見に来た方の姿が映っています。動画にモザイクを掛ける方法を何度も試みたのですが、モザイクを掛けたものを保存すると、何度やっても動画全体が乱れて見ることが出来なくなってしまうので、そのままアップロードしました。この動画を見てまずいと思う方がいらっしゃしましたら、削除しますので、下記メールアドレスまで連絡をください。

ponyoponyo.momo@gmail.com

 

国道6号線の車窓から撮影した福島第一原子力発電所の遠望です。一番上の写真がズームなしのもの、下にいくに従い、ズームを大きくしたものです。
 
夜の森の桜並木を見たあとは、国道6号線を大熊町まで走ってみました。この日、2020年4月4日の時点では、富岡町北東部の一部と大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯館村、南相馬市の一部地区においては、まだ帰還困難区域に指定されていて、住んでいた方は避難を余儀なくされています。
 
僕は、原発事故の起こる少し前に、当時は原子力発電について勉強中で、広野火力発電所(双葉郡広野町)から、福島第二原子力発電所(同楢葉町、富岡町)、福島第一原子力発電所(同大熊町、双葉町)、原町火力発電所(南相馬市)までPR施設などを見学しながら走ったことがあります。

また事故後もJヴィレッジ(後述)まで来たことがあります。当時のJヴィレッジは、福島第一原発事故の処理をする協力企業の方たちの宿泊施設に充てられていて、国道6号線もJヴィレッジに入る交差点から先は、通行許可証を持たないと入れませんでした。
 
そしてこの日は、富岡町の北部の一部から大熊町まで、国道6号線の両側は帰還困難区域に指定されていて、お店はもちろん一般のお宅まで誰もいない街並みが続いていました。要するに帰還困難区域の中を国道6号線が線のように貫いているわけです。歩道は歩行者は通行出来ません。

走りながら涙が止めどなく流れました。夜の森でもそうでしたが、初めて原発事故後の帰還困難区域の様子を目の当たりにしました。僕ですらこんなに悲しくなるのに、帰還困難区域内にお住まいだった方の苦しみや悲しみは計り知れません。

福島第一原発で発電されていた電気で、我々首都圏に住む者の暮らしが成り立っていたわけですから、僕はずっと見守り続けたいと思います。

この地域が一日でも早く住民が安心して住める街になることを願ってやみません。 
 
富岡町に戻って、双葉警察署の前にあるさくらモールとみおかに寄りました。モール内のヨークベニマルでお昼を買うためです。ここにはたくさんの人がいて、ちょっとだけ安心しました。
 
酪王カフェオレモナカというアイスクリームと、お弁当、お茶を買いました。酪王カフェオレというのは、郡山市にある酪王乳業が出している、とてもおいしいカフェオレです。僕、大好きなんです。うちのほうでは、酪王カフェオレ自体は売っているのですが、アイスは初めて見ました。だから迷わず買っちゃいました。おいしかったですよ。もちろんお弁当も手作り感満点でおいしかったです。
 
国道6号線からは、福島第二原発の排気筒も見えました。
 
国道6号線を逸れて、福島第二原発の近くまで行ってみました。ここも今は廃炉作業が進んでいます。
 
 
 そして、広野町まで南下してきて、ここJヴィレッジ(クリックするとホームページにリンクします)にやって来ました。

初めからJヴィレッジには立ち寄るつもりだったのですが、実際に着いてみたら、たくさんの人がいました。考えてみたら、ここには2020東京オリンピックの聖火が置かれているんですよね。せっかくだから見学していくことにしました。

 新型コロナウィルスに対応するため、6人ずつ見学するような措置が取られていて、最初に入口まで行った時は10人くらいしか外に並んでいなかったのですが、一度車に戻ってから再度来たら、50人くらい並んでいました。それでも15分くらい待って見ることが出来ました。

中ではきちんと手をアルコール消毒して、前のグループが見ている間、間隔を空けて待ち、順番が来たら30秒くらいを目安に見学出来ます。30秒と書くと短いようですが、実際は結構長いですよ。

僕はグループの一番前だったので、一番に聖火の前まで行きました。写真撮影はOKなので、上の写真(下にいくに従ってズームをかけたもの)を撮って、同じグループで入った次の方に場所を譲ることも余裕で出来ました。

 ベランダからサッカー場の様子を見てみました。

 売店があって、その横と前には、こんなタペストリー?と、蹴球神社なるものが置かれていました。

 入口には、聖火の展示時間の案内がされています。

この日は土曜日でしたが、そんなにたくさんの人はいませんでした。僕の住む栃木県も、ここ福島県もこの時点では感染者は20名にまだ満たないくらいで、感染者が爆発的に増えている感じでもなく、東京のように外出自粛要請も出てないので、まだ安心でしたが、ここに書いてある通り、今後の状況次第では見学を中止することもあり得るでしょうから、たまたま立ち寄ったとはいえ、見学することが出来て良かったです。

 最後に、Jヴィレッジのすぐ近くにある広野火力発電所の近くまで行ってみました。広野火力発所はもっと近くまで行けるかなと思ったのですが、この先で津波によって壊れた海岸を修復する工事が行われているようで、ここから先へは行く事が出来ませんでした。放射線、放射性物質の影響でというわけではありませんが、ここにもまだ震災の爪痕が残っているのですね。

広野火力発電所はかつては東京電力が運営し、現在は東京電力や中部電力などが共同出資して作られたJERAという会社が運営しています。

 これは帰りの常磐道広野インターの入口にあった放射線量を示す電光掲示板です。常磐道の要所要所に同じような表示があります。それにしても広野から南相馬まで、0.1~2.4μSv/h(マイクシーベルト毎時)って、ずいぶん広範囲をざっくりとした数字でしか表示してないんですね。

国道6号線を走っていると、これはきちんとその場の放射線量を表示していると思うのですが、0.5~0.7μSv/h、一番高いところでも1.5μSv/hという低い数値でした。因みに胸のX線集団健診による放射線量が0.05mSv(ミリシーベルト)と言われています。その50分の1が0.001mSvであり、これが1μSvと同じですから、たとえ2.4μSv/hでも本当に少ない放射線量なんですけどね。

それにしても夜の森の桜、とてもきれいでした。いつか見てみたいと思っていたのが見られて本当に良かったです。

原発事故前に回った時も夜の森には寄ったのですが、新緑の季節だったので、いつか桜の季節にまた来るぞと思っていたら、東日本大震災、それに続く福島第一原発事故でそれが叶わなかったのです。

最後にもう一度、まだ帰還困難区域にお住まいだった方を始め、避難を余儀なくされている皆様が一日も早く安らかに過ごせるようになることを願ってやみません。


(訪問日:2020.4.4)


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