先日数年ぶり…もしかしたら社会人になって初めてかもしれないお茶会に行ってきました。
護国寺だったんですが、こちらは二回目です。
雨だったので裾を端折って雨コートに、大きい傘で行きました。
最初手荷物と一緒にコートも預けようかと思ったのですが、お姉さまに持ってなさいと言われまして正解でした。
小間の席に入るのに外で待つことなんと一時間半!
その間雨降っていましたので着ていて良かったです。
泥水って着物につくととれないそうです。
アスファルト慣れしているので、雨と聞いても泥水ってピンとこなかったのですが、お寺だと土が多いので跳ねますね。
ただせさえ足場の悪い飛び石も滑りやすく、着物で歩幅も狭く、さらに並んでいてすれ違いが大変なので、お年かさの方の多い茶会では常にハラハラしていました。
あちらは転びそう、こちらはお着物が濡れている…なんて気になる木になる。
親しいお仲間とのお稽古と違い、流派もレベルも違う知らない方ばかりが集うお茶会では臨機応変さを学べるなと思います。
堅苦しい作法よりも、円滑に席を回すことや
声をかけあってコミュニケーションをとる大切さなど勉強になります。
裏千家と表千家の二席に入りました。
表さんは袱紗の扱いが違うようで興味深かったです。
以前のお茶会より道具のことが少し分かるようになっていて楽しめました。
相変わらず知らない日本語だらけですが…。(そして読めない漢字)
さて、帰る事には雨も止んだので撮ってもらいました。
枝垂桜、大好きです。
お茶をやっていると一つは持っておきたい(持っていたら何でも使えて便利)、と言われる色無地。
そのうち作るかなあ、と思っていたんですが祖母が持っているとのことで初めて袖を通しました。
帯は唐草
帯締めは佐賀錦 だそうです。(全部お姉さまに教えて頂いた)
昔の帯締めでとりたて佐賀錦は短いそうです。
着物と一緒に入っていたんですが、房もないし短いので、え?これ帯締めじゃないのかな?と不安になりましたがあってた~。
佐賀錦と初めて聞いたので、え?ササニシキですか?と聞き返したら「それはお米」と突っ込まれました。
着物や帯などの模様、材質、織り方…覚えられる日が来る気がしません…。
シミがあったので、シミ抜きと紋も入れようかなと考え中。
紋が入ったら格があがるので結婚式でも着られるそうです。
これにこの帯だと格が下がり、あの帯だと上がるとか着物って面白いですよね。
正装から普段着まで着物の種類も色々あるのに、くわえて帯や羽織やなんて考えると何段階あるんだか…。
冠位十二階なんて作っちゃう国民性ですもんね。
難しいところでもあり、興味深いところでもあります。