2年前、私が警備員として働いていたとき
私を娘のように可愛がってくれた人がいた
親子で働いてて、いつもいつも笑ってた
私は、その親子が大好きだった
そのお父さんが末期の肝臓がんになった
今は会える状態ではないと言われたけど
どうしても会いたかった
1年半ぶりに会ったあの人は
自力で歩くこともできなくなっていた
涙が止まらなくて ごめんね ごめんねしか言えなかった
手の施しようはもうなく
死を待つのみ
来週、退院し在宅で大好きな家族と暮らすと。
退院したら家に行くからね
私の花嫁姿見ないとってずっと繰り返してた
私と彼の出会いも知って
その場に居たから
良かったな、おまえはよく一人で頑張ってきたって言うからまた泣いた
私の父親のような人
絶対に死なせたりしない
覇気も、生きる希望もなくした
死んだ魚のような眼
でも、その目から涙が流れていた
久しぶりの再会。それに私の彼との話を聞いて
会えて本当に良かった
大丈夫、必ず良くなるから
私は神様を信じるから