今月3日まで行われた第82回選抜高校野球大会は、決勝戦で沖縄・興南が10対5で東京・日大三を振り切り初優勝を果たしました。
母校の帝京は私も生観戦した準々決勝でその興南と対戦。先発は過去2戦完投した伊藤ではなく、背番号1の鈴木でした。鈴木は毎回走者を出す苦しい投球ながら、6回までなんとか2失点に抑えます。
一方、帝京打線は興南同様毎回のように走者を出すも、送りバントがなかなか決まらず、なんとか得点圏に走者を進めてもあと一本が出ず、興南・島袋投手を崩しきれません。
そして7回表、鈴木は簡単に2死を取るも、連続安打と盗塁で二・三塁のピンチ。続く2番慶田城に左前へ運ばれ二人が生還。ここで鈴木から山崎に交代しますがさらに適時打を浴び5点目を献上。
なんとか意地を見せたい帝京打線ですが、7回以降は島袋から走者すら出せず沈黙。終わってみればわずか5安打でまさかの完封負けを喫しました。
初回から常に帝京は攻守ともに流れが悪く、守備でも記録に表れないミスが見られ、前述のバントミスとともにまったく帝京の強さが見られませんでした。
またしてもベスト8での敗退となり、夏こそはこの壁を越えてほしいと期待していたその矢先、まさかのことが・・・。
対興南の敗戦から一週間後の8日、春季東京大会の3回戦で国学院久我山と対戦。
先発は2年生の伊藤でしたが、選抜で見せた球威は無く、2回に先制点を許し3回の先頭打者に二塁打を打たれたところで降板。
この後鈴木、山崎も登板するも失点を許し、打線も選抜で苦しんだ左腕投手にわずか4安打で、8回に2点を返すのがやっと。結局2対5で敗れ、帝京は平成になって初めて夏の東東京大会をノーシードで迎えることとなりました。
優勝したならまだしも、ベスト8敗退で油断があったとは考えたくないですが、前田監督は前日の練習の際、覇気を感じられなかったためハッパをかけていたようです。
東東京大会まであと3ヶ月。すでに全国上位レベルの力があることは間違いないのですから、改めて鍛え直して甲子園出場ではなく、甲子園優勝を目指して強打の復活、そして隙の無いバント、走塁、守備を高めてほしいです。