個人的に使用頻度が高いのに
音作りで難しいと感じる音No. 1
ストリングス
だと思っています。
そもそもストリングスとは何ぞや
という方
弦楽器や弦楽器を主体とする演奏や音のこと
ありがとうWikipedia、参考文献はWikipedia。
いやーストリングスってサンプリングされた音によって全然違うし、そもそも弦と鍵盤じゃ鳴らし方が違いますからね。生音に近いソロなんかを弾かされる場合はそれも意識しないといけません。
え?弦楽器練習したらええやん?
それを言っちゃお終いです。
キーボードで弾くことに意味がある、合成もできるしね。
というわけで進めます。
1.生音に近づきたい~音数は1つ~
バイオリン音や、コントラバスのソロパートなど音数が1つで、出来るだけ生音に近づけたい時。
ストリングス系のソロ音は耳に刺さる様な音が多いですが、我慢してできる限りアタックはいじらない方がよいと思います。
ストリングスと管楽器は全く違う音にしたい時以外はアタックはありのままで、キンキンする時は高音域を少しカット、中音域をブーストするとましになるかもしれません。方法はあまり問いません。
アタックはいじらない方がいいけれど、音が不自然に消えてしまう、ぷつんぷつん聞こえる時はサステインやリリース等を調整しましょう。鍵盤でも音符間を繋げて滑らかに弾くことができます。これはソロ音に限りません。
後、そもそもいじる元の音色は高すぎない音を選ぶことも大切です。バンド内に入るとストリングスって思ったより浮きます。
高いソロ音はリバーブかけ過ぎずほどほど、シンバル等の他の高音に負けないようくっきりいきましょう。ゼロではないくらいで。
あと余談ですがストリングスは初期設定で余計なエフェクトが掛かっていることがあります。コーラスやディレイetc.
ソロ音の時はそれらをまず外してから音作りしましょう。爆音で弾いて初めて気付く謎のディレイは冷や汗でます。何年前?何十年前かの失敗です。
2.生音に近づきたい~複数~
オーケストラやカルテットのような演奏ですね。
基本はソロ音と同じですが、こちらはリバーブをしっかりめにかける事をオススメします。
後、オーケストラならば大切なのは音の厚みです。音域を高め設定にしたストリングス音と低め設定にしたオーケストラ音等、少し音域をずらした音をできるだけ重ねて厚みを出しましょう。
音色ではないですが、楽譜の和音にプラス何音か足しても厚みが出ますね。何十人分の音を弾くわけですから、とにかく厚みを意識して音作り&演奏が大切です。
3.生音に近づきたいわけではない、ポップスの後ろで鳴っているようなストリングス音
生音楽器ではない the キーボードやエレクトーンのストリングス音 意外と扱いづらいんですよね。
サビの後ろで鳴っているような、曲に厚みを出すためのストリングスは生音っぽくないものを選びましょう。
そして気をつけるのは高音域です。
サビの後ろで鳴っているようなストリングスは高い音の和音や簡単なフレーズを弾いていることが多いのですが、
ライブハウスなんかで聞くと嗚呼、うるさいうるさい。耳が痛い。
どうしたらいいんだよ!高い音弾きたいのに高音域カットしすぎたら音が小さくなるし!!
長年の疑問です。
これは音域もですが、エンベロープをとにかくいじって優しい音にしましょう。さっきは掛けるなといったアタックも調整しましょう。リバーブも、がんがんかけましょう。
どうしても高すぎて浮く時は楽譜の表記の1オクターブ下で弾いたら意外と丁度良い時もあります。
どう弾くかではなく、どう聞こえるかを心がけて
ストリングスは弾くと良いです。
最後に、余談ですが アジア系の弦楽器
二胡etc.が
プリセットになくても
バイオリンのエンベロープをいじるだけでそれっぽくなることもあります。
音作りは楽しいですね。