ザッ・・・
ここが新しい配属場所 航空自衛隊小松基地
ここで俺の新しい仕事が始まるのか・・・
門番 「証明書を提示してください」
「はい」
門番「はい、結構です。名古屋の方からきましたか?」
「そうです。」
「やっぱりそうですか。通りで緊張した顔で来ると思っていたよ」
「まぁ、長いこと門番をやっていると顔見ただけですぐにわかるさ
特に岐阜、名古屋から来る人は特にね。」
「はぁ・・・」
「その顔は隊長が怖いんだな?そうだろ?」
「な、なんで分ったんですか?」
「さっきも言ったように俺は顔で分る。まぁここの隊長は鬼の塊だ
それを乗り越えるのも自衛隊員としての立派な仕事だぞ。
がんばれよ」
「ありがとうございます」
すごいな・・・・あの門番・・・
と、思いつつ部隊事務所の前まで来た
「スクランブル任務隊・・・・ここか」
極度の緊張からか、手には汗がびっしょりついていた
しかし、入らないと何も始まらない。
入るのを拒むかのように力の入らない手に力を込めドアを開けた
「だれだ?」
隊員がこちらをにらんでくる。
そこで敬礼し
「今日から中部方面隊岐阜基地から配属されてきました
長柄三尉です」
と、一言挨拶をする
「おお、君が岐阜から来たっていう隊員か」
「はい」
「いま部隊長を呼んでくるから少し待っててくれ」
「分りました」
ふぅ・・・・と心の中でため息をする
つかの間の休息だった
すぐに部隊長がやってきた
「小松基地へようこそ、長柄三尉。
私は部隊長の佐藤二佐だ。」
「よろしくお願いします、佐藤二佐殿」
「殿はつけんでいい。佐藤二佐だけでいいぞ」
「はい 佐藤二佐」
このあと
挨拶が終わり
スクランブル任務についての色々な説明があった
そして次の日
「よし来たな これからグリーフィングを始める」
「い、いきなりですか?」
「長柄隊員!グリーフィング中は私語は慎め!」
いきなり怒鳴られてしまった。
このとき私は
甘ったれた考えでは自衛隊はやっていけないと改めて思った
「今日は模擬スクランブルを行う。長柄隊員の訓練も兼ねてな」
「主な行動はこうだ」
「まず連絡が入ったら即座に行動開始。
機体に乗り込みエンジンをスタートさせ
出発。
タキシング開始後、周波数を134.5Hzに変更しグランド管制につなげ
タキシングの指示を受ける。
その後滑走路に侵入しタワー管制塔にハンドオフ。
そして離陸。今日の訓練はここまでだ」
「何か質問があるやつ!」
「いないな、よし準備にかかれ」
こうして初任務。模擬スクランブルが開始された!



