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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
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台湾オリジナルBLドラマシリーズ「VBL(Variety Between Love)」の第3作目、「VIP Only」のレビューをお届けします。

総合スコア 15/30

泣ける   ★ 

ストーリー ★ ★ ★ ★

リピート性 ★ ★

キャラ   ★ ★ ★ 

セクシーさ ★ ★

おススメ  ★ ★ ★

シリーズものらしさが発現

最初にお断り。

VBLシリーズはシリーズものではあるけれども、単品での面白さを楽しむシリーズだと思っていました。

ところが、第3作目の「VIP Only」でその状況が変わります。

具体的には、第2作目の「You Are Mine」の登場人物が今作に登場します

そこで、今作は「全編ネタバレ注意」とします。

少なくとも、「You Are Mine」を見てから「VIP Only」を見た方が、少しだけ楽しめます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これよりネタバレエリアです

 

 

 

 

 

 

 

メインキャストと第1話のあらすじ

 

    

リウ・リー(劉歴) 

…チェン・シュエンユー(陳玹宇)

グー・ジン(古勁)

…ホアン・チョンバン(黄丞邦)

リウ・ユーレン(劉育仁)

…チェン・ウェイイエ(鄭湋曄)

ライ・ダイイー(頼岱義)

…ホアン・ホンシュエン(黃宏軒)

ウー・シン(呉辛)

チャン・ジョーウェイ(張哲偉)

 

メインCP①リウ・リー(劉歴) 

BL小説作家。おいしい牛肉麺を出す「グージャイ(古宅)」の上の階に住む。

公式インスタの解説です。

自分に自信がなく、愛を告白する勇気もなかった彼の唯一の勇気は、卒業式の前夜に助教に小説の原稿を渡し、自分の気持ちを伝えることだった」「アイディアが尽きて、平日は家の階下の店にこもって、自分の小さな世界に浸っていた」

メインCP②グー・ジン(古勁)

牛肉麺や創作料理のレストラン、「グージャイ(古宅)」のオーナー

「幼少のころから…美術館や博物館、野外での自然活動などに参加し、あらゆるものを観察する力を養ってきた」

「一日中店の一番静かな席に座って、料理を求めたり、折り紙を小動物に折ったりしていたあの小さな男の子に出会う」「彼の脳回路が一杯の濃厚なスープのように興味深いものであり、注意深く研究する価値があると考えています」

 

リウ・ユーレン(劉育仁)

「グージャイ」の店員。

ユーレンを演じるチェン・ウェイイエは、以前「My Tooth Your Love ラブリークリニック」でメインCPで歯科医のジン・シュンアン(晋循安)の同僚ダーAを演じました。前作ではメインCPに波風を立てることになりましたが、今作ではメインCPをうまくサポートする役を演じました。

 

ライ・ダイイー(頼岱義)

リウ・リーの親友。

のちのストーリーになりますが、ライはリウ・リーの家の鍵を持っています。それぐらい、二人の信頼度は高いようです。

彼を演じたホアン・ホンシュエンは、「僕らも知らない僕ら-UNKNOWN-」に出演しているそうです。私はまだ見ていませんが、楽しみですね。

 

ウー・シン(呉辛)

大学の助教だった。リウ・リーが片思いしていた相手

「リウ・リーが自分を好きだと知ったが、彼はその愛に応えず、卒業後はそのまま留学した

 

ウー・シンを演じたチャン・ジョーウェイ自身、カナダに留学経験があります。

今作出演後、VBLの次期シリーズとなる「VBL2024プロジェクト」第1作目の「Eternal Butler」に出演しています。

BL小説を書いているリウ・リー。しかし編集者からはボツばかり食らっている。

親友のライ・ダイイーに

「インスピレーションには愛が必要なんだろ?家にこもっていないで外に出て恋愛しろよ」

なんて言われるぐらい、決まったところの往復しかしていません。

そんな決まった行先が階下にある「グージャイ」です。オープンするとすぐに出かけ、昼から夜まで自宅のように過ごしています。リウ・ユーレンには迷惑がられているものの、オーナーのグー・ジンは彼を擁護します。

ある日、リウ・リーが「グージャイ」に行こうと階段を下りていると、階段を踏み外し、あわや転倒…というところでグー・ジンに抱き抱えられ、助けられました

この辺りは前作「You Are Mine」を彷彿とさせます。

というか、久々に視聴した「HIStory3 圏套~ラブ・トラップ」でもこけそうな相方を抱きとめるシーンがありました。あるあるなんでしょうね。

 

ちなみに、「You Are Mine」の第9話で、ヤオ・シュンユーが泣きながら牛肉麺を食べたお店がこのグージャイでした。シュンユーから「男と男の間にも、真実の愛はある?」と聞かれ、「真実の愛か、悩む必要があるのは男同士だけか?悩む必要が?」と答えたグー・ジン。

 

シュンユーにとって、「好きな人に出逢ったら、何と言われようと、その手をつかめ」という結論に至り、シア・シャンジョウとゴールインする影の立役者になったのがグー・ジンでした。

牧場にやってきたリウ・リー。編集者からは、「キャラクターが似たり寄ったり。名前と性別を変えただけで新鮮味がない。今後のことを考えたほうがいい」と言われ、落ち込む。

グー・ジンも偶然同じ場所に。電話で「牧場のプランを送りました」と言ったあと、カピバラと戯れるリウリーを微笑みながら写真に撮りました。

リウ・リーにとって、アイディアに困っている様子なのは編集者さんのコメントからも把握できました。

ところで、この「牧場のプラン」のこと、正直よく分からないままでした。グー・ジンがアドバイスしているんだろうというのは推測できましたが、ストーリーが完結していないように感じました。

大学時代、リウ・リーが思いを寄せていた相手がウー・シン助教

彼はウー・シンの卒業祝いとして、彼のオリジナル小説「虹のかなたの夢」を渡しました。しかし、その思いは届くことはなく、ウー・シンはリウ・リーと付き合うことはありませんでした。

ライから、恋人候補として紹介されたリン・コーチン(林克勤)。星座と血液型がウー・シンと同じだし、コーチンは大学院でウー・シンと同級生でした。当時のことを知っていたリン・コーチンは、

僕は君に惹かれてた。でも君はひたすらウー・シンを追いかけてた。」

「星座も血液型も同じ僕と付き合ってみないか?」

彼を忘れられないなら、僕が慰めてもいい

リン・コーチンはいいやつなんです。でも、涙目になるリウ・リー。その後、恋の傷をえぐられ、散々な目に合ったと酒浸りになりました。

そしてその姿を少し悲しげに見つめるグー・ジンの姿も。

酒を飲み、グダグダになったリウ・リー。見かねたグー・ジンが彼を慰める料理を作り、食べさせようとした時、リウ・リーがグー・ジンを引き寄せ、頬にキス。酔うとキス魔になるらしい。この日はユーレンやライが見つめる中、グージンを引き寄せ、唇にキスも。

後に分かることですが、これがリウ・リーにとってはファーストキスだったようです。

 

 

見どころ①メインCPの接近

グー・ジンは比較的最初からリウ・リーに興味があったようです。だから、「グージャイ」でもリウ・リーが一日席を占有することを許してくれたり、折り紙の動物をどんどん展示したりしてくれていました。

酒浸りの日も、介抱して朝食を作ってくれていたり、一緒に折り紙を折ってくれたり。

グー・ジンに興味を持ち、リウ・リーは彼の行動を観察し、ノートにメモをするように。第3作目執筆のために、アドバイスをしてくれるというグー・ジン。

誰かモデルを見つけるんだ。彼(=ウー・シン)を忘れなければ、新しいものは生まれない。自身の体験をもとに創作するのなら、次のモデルを見つけて、スランプから抜け出すんだ。」

ライの計画で、グー・ジンはリウ・リーの誕生日を祝うことに。

誕生日を祝ったことがないというリウ・リーと水族館に行きました。そこでグー・ジンは他人を観察する方法をリウ・リーに教えてくれました。

グージャイに戻ってきて、パーティーが始まります。耳元で誕生日おめでとうと囁いてくれたグー・ジンとキスしてしまいます。素面でのキスでした。その後、グー・ジンは3作目の小説のモデルになることを快諾しました。

恋愛に奥手だったリウ・リーも、グー・ジンの導きにより、「模擬恋愛」という設定ではありますが、彼に小説のモデル(=彼氏)となってもらうことに成功しました。ここからは二人の熱い日々が始まる…はずでした

このままくっつくと思っていたら、リウ・リーはグー・ジンからの目を隠してのキスを拒否する形に。グー・ジンはそのまま出て行きました。

幸せになることを拒否してしまっている状態。

初めての恋愛に、「今の自分たちはどんな関係なのか?」と悩むことが増えました。グー・ジンからも明言されることがなく、気もそぞろ。

 

 

見どころ②「青い鳥」について

「Be Loved in House 約・定~I Do」でも、「星の王子さま」に関連したセリフが出てきました。

今作では「青い鳥」に関してのセリフが出てきます。

 

 「青い鳥」はみんなが追い求めたくなるもの・手に入れれば幸せになれるもの

 追い求めても、結局「青い鳥」はずっとそばにいた

 

そしてそれに関して、とある男の子2人の会話も出てきました。

「捕まえたら、誰にも渡したくない。」

幸せを見間違うこともある。大きくなったらわかるよ。早く食べて、冷めちゃうよ」

この二人というのが、実は幼い時のグー・ジンとリウ・リーだったのです。確かに、幸せを追い求めた時にそばにいたのですね。グー・ジンは第10話で、第1話のぶつかった時、そして第2話で酔っぱらったリウ・リーを介抱した時にリウ・リーがあの時の少年だと気付いたと述べていました。

 

さて、「昔知り合った二人が時を経て再会する」という世界線は「HIStory5」「About Youth」「We Best Love」、日本のBLでは「パーフェクトプロポーズ」などに共通するものです。真新しいストーリーラインではありません。しかし、今作は「多分そうなのだろう」と初期に感じるものの、その筋を忘れたころに最終話あたりでまたその話が出てきます。その意味では、答え合わせのために最後まで面白く見られる作品でした。

 

 

見どころ③グー・ジンの過去

ユーレンが伝えた、グー・ジンの過去は以下のような内容でした。

彼は、広告界のカリスマだった。誰もが大金を積んで彼に依頼した。でも、中傷を受けて失脚した。彼は親不孝者だというクレームが入り、会社と弁償などで揉めて、結局辞職したんだ。その後は見ての通り、この店を開いたのさ。

そして、母親のことについても少しずつ分かりました。両親は離婚し、グー・ジンは父方についたようです。しかし、母親は父親にお金をせびり続け、そして今ではグー・ジンにお金を要求するようになっています。そして、その母親とのトラブルも、広告業界から引退した理由の一つであったらしいのです。

 

 

見どころ④初恋相手ウー・シンvs模擬恋愛相手グー・ジン

片思いしていたウー・シンについて、グー・ジンは「付き合ってもいないのだから初めから何もなかった」「捨てられたのではなく、会うべき人を待っているんだ」とリウ・リーを慰めてくれました。

風邪をひいていたリウ・リー。それが治った時、グー・ジンは心を決め、告白するつもりで「グージャイ」特製のフランス料理を準備していました。

しかしそこに現れたのがウー・シンでした。元々好きだったウー・シンと、今模擬恋愛をしているグー・ジン。三角関係の始まりです。

「偶然じゃない。捜したんだ。この2年前の告白は、まだ有効かい?

リウ・リーの心は決まっていました。

「かつて、僕の心を乱した人が目の前に現れた。でも、彼を見ていても胸が高鳴らない。意識的に抑えているのか、それとも、思いが冷めたのか…」

もう彼に対する思いはなくなっていました。だから、グー・ジンの気持ちを確かめたいのです。

 

しかしグー・ジンは揺らいでいました。初恋相手の方がいいのではないか?また母親のトラブルにリウ・リーを巻き込むべきではないとも考え、自ら引こうとしました

 

ウー・シンに、自分の言葉で好きじゃない、と決別を告げました

「助教への想いは届かないゆえに美しいもの。その美しさは僕が生み出した幻想で、小説と同じ、虚構なんです。」

ところが家に帰るとグー・ジンの母親と遭遇。

グー・ジンはリウリーのことを「友達ではない。ただのお客様だ、親しくはない。」なんて言うもんだから、リウ・リーの心情を推しはかるととても辛いものがありました。

リウ・リーは涙を浮かべてその場を離れました。

 

 

見どころ⑤二人のゴールイン

リウ・リーはライに電話し、相談しました。

今からグー・ジンを追いかけても間に合うかな?遅すぎるかな?僕は待てるよ。会えなくなるのは嫌だ。」

それに対し、ライは彼を慰め、グー・ジンと母親の関係を伝えた後で、「今日はグー・ジンの誕生日だ」と伝えました。ユーレンから聞いた住所を聞き、リウ・リーはグー・ジンの家に走ります。

家で酒浸りになるグー・ジンととことん話し、

「1人で無理なら、僕が一緒に背負う。力不足だけど、僕は君の電池にはなれる

君が疲れたら、僕が充電してあげる。」

「青い鳥も必要とされなければ、ありふれた、ただの鳥なんだ。必要とする人のそばにいて幸せをもたらす

僕は君の青い鳥だ。」

こうして、二人は晴れて付き合うことになりました。誕生日に付き合うようになるって、ロマンチックですね。

その後、二人は協力してグー・ジンの母親との問題に取り組み、第3作目「青い鳥はそばにいる」を上梓し、おそろいのブレスレットや指輪を作りました。

 

いかがでしたか。ストーリーとしては真新しいものではないものの、くっついたり、離れたり、二人で困難を乗り越えたりといった気持ちの揺れ動きが非常に丁寧に映像化されていると感じました。シリーズ前作の登場人物が現れるので、おススメは★を減点しましたが、前作を見ている人なら十分楽しめる作品でした。

 

ちなみに、このあとの「番外編」では、グー・ジンはひげをそっています。リウ・リーがキスの時に邪魔だといったようです笑

私はひげがない方が好みでした。「You Are Mine」と同じく、番外編の見た目だったらもっとのめりこんだんだろうなぁと思いました。ここら辺は個人の好みですから異論は認めます。