どうも息遣いが尋常じゃない
キタキタ…
でもこの時まで私は
夫の呼吸がなぜこんなに荒いのか
確実にはわかっていなかった。
だって、ハルの相談は私に対して。
私の仕事に関係することだったし
夫に相談するほどのことでもないと
思ったし。
でも夫は
「少しでもハルとの関係を良くするための
貴重なきっかけだったのに💢
Mが僕とハルの関係が少しでも良くなることを
望んでるなら、当然僕にも相談してくれれば
会話のきっかけになったのに💢」
と言って憤懣やる方ない様子…
夫の息が異様に荒い
いつも穏やかな
モラハラする時もとっても柔らかいバリトンの
優しい声なのに、とてつもなく冷淡な事を
さりげなく冷静に言ってのけるから
声だけ聞いてると思わず
「惚れてまうやろ」って感じの夫が
肋骨をものすごく膨らませて…
これ
めちゃくちゃ怒ってる…
きたよ…
また
いつものやつ
ベッドで夫と
1日を振り返って2人でおしゃべりして
穏やかな眠りにつこうと思ってたのに
また いつものドロドロの
シタ夫VSサレ妻の
おどろおどろしいバトルの始まりかと思うと
心底ウンザリした
もういい加減そんなくだらない争いは
やめたい。
心からそう思った。
一体いつまでそんなくだらないことを
どんなに話しても思いも言葉も通じない相手と
話し続けなきゃいけないのか…
今までこんなに何の進展もない話し合いを続けてきたのに、また同じことを繰り返すなんて
私はアホらしくて
絶対に今までの繰り返しだけは避けたいと思った。
何としてもまたいつもの修羅場になることだけは
避けたい。
夫に言った。
「Sさんに相談したら
ハルとの和解のきっかけになるの❓
私がきっかけを作るの❓
もう私を子どもたちとのことに巻き込まないで。
自分がした事でこうなってるんだから
私はもう何もできない。
できることはすべてやったけど
何も変わらないなら
私にはどうすることもできないと思う。」
自分でも酷いと思うほど
夫に向かって冷たい言葉を投げつけていた。
私の頭で考えたことではなかった。
考える前に
言葉が口をついて出ていた。
私の声は震えていた。
夫から離れて自分のベッドに戻っても
私の身体の震えは止まらなかった。
心臓が壊れそうに音を立てている
手足が凍りそうに冷たい…
続く🥭