お弁当にまつわる思い出

「あ、そう言えば…」的こぼれ話です。



交換留学生を家庭に受け入れるのは
まぁ、そこそこ大変です。


特に高校生限定で
16歳から18歳という
とてもビミョーなお年頃の海の向こうの
見ず知らずの
バックグラウンドもまったく違う
他所様のお子様を数ヶ月とはいえ
お預かりするということは
とてもとても気を遣ってしまいます。




 


だいぶ前の写真です

早くまた旅行に行きたいなぁ…






で、うちに来た留学生は男子2名女子3名

それぞれ3〜4ヶ月ずつ生活を共にし

留学生は1年間日本で過ごすので

違う家庭を経験するために

3〜4家庭にホームステイします。

(もちろん一度に1人ずつ

1年間に1人か2人を預かってました)



ようやく慣れた頃に移動するので

留学生も大変です😅




うちに来た子達は北米からと

オセアニアからでしたので

それほどカルチャーショックはなかったのでは?

と思います。お互いに。




とは言え

同じ日本人でさえ

やはりそれぞれの家庭で習慣は違いますから

一つ一つ些細なことを気にし始めたら

まったくやってられませんので

そこは広い心で

お互いの違いを受け入れ、異文化交流を楽しむ

というのが交換留学の意義なのだと思います。



「お弁当のご飯が三角コーナーに捨てられた」事件の子は、我が家で最初に受け入れた子でした。



18歳の女の子でしたが

内面も外見もとても大人でした。



時折私よりもずっと大人だ滝汗

と焦ってしまうことも…



我が家が4軒目のステイ先で

日本にも、ホームステイにも慣れた頃にやって来て

学業も優秀で生活態度もなんの問題もなく

手のかからない優等生。



うちの子どもたちともとても仲良く

時々英語を教えてくれたりして

本当に「できた」留学生でした。



なのにあの

「お弁当のご飯を三角コーナーに捨てられた事件」

を起こしたのです 笑



三角コーナーを見つめてただ呆然とする私は

「ワタシ、フリカケ、ダイッキライ‼️」

と言われた時にはもう

子どもの頃、こわ〜い先生に叱られるイメージしか

浮かばず、返す言葉もなくただ

「あ、そう…  わかった…」

というのが精一杯なほど

彼女は貫禄さえありましたあせる



でもそれ以外は困った思い出もなく

本当に素晴らしい子で

私たちも楽しい経験をさせてもらい、

帰国後も2度ほど日本を再訪した際には

我が家に泊まりに来たり

最近はクリスマスカードくらいですが

交流が続いています。



彼女は大学卒業後

イギリスの大学院に行って国際弁護士となり

今は母国で家庭を持ちながら

活躍しているようです。




思い出せばキリがないほど

留学生の受け入れはいろいろありました。



前記事のユダヤ教の子は

他にもいろいろなことでヤキモキさせられ

コーシャフードだけの理由じゃなく

私は痩せるほどでした。




これはもう

ほんとに書いたらキリがない💦



警察沙汰一歩手前までのこともあり

部屋は汚いし

自己主張の塊のような子で

いろんな意味でキョーレツでしたが、

彼女は帰国してから

なんと現役で(アメリカでもそう言うのか知りませんが)ハーバードに入りましたびっくり




デキル子は

主張も強いんですね滝汗滝汗滝汗










タイトルの割にお弁当にまつわってない話でしたが

最後に息子のお弁当のことをちょっとだけ。



いいのか悪いのか息子のお弁当に関しては

まったくキョーレツな思い出がなく笑

幼い頃から本当に手のかからない子で

逆に私をいつも助けてくれていたので

今でも申し訳ない気持ちにすらなるのですが

そのお詫びの気持ちも込めて

大学生最終学年の約1年間

心を込めてお弁当をつくりました。



それまでは学食などで友人と食べていたのですが

最終学年は普通の大学と違い

毎日文字通り朝早くから夜遅くまで

研究室に篭って勉強する大学だったので

息子はお昼と夜を外で食べることになり、

さすがに朝2食分のお弁当作りは

できなかったのですが最後の1ヶ月くらいは

毎日の夕食もお弁当箱に詰めて

研究室に届けていました 笑

(家から車で10分ほどの大学だったので)


少しでも外食の栄養の偏りを防げたら

との思いからでしたが

その1年は夫も単身赴任

娘2人も大学で家を出ていて

息子と2人暮らしだったのでできたことです。


過保護ですかね❓😅



そして卒業間近の最後のお弁当



私は今までいつも頼ってばかりで

充分な愛情を注いであげられなかった息子に

お詫びと感謝の気持ちを込めて



なんと



張り切って




3段のお弁当を作ってしまいました 笑笑




写真を撮ったのですが

どうしても見つかりませんでした笑い泣き




さすがに食べ盛りの息子も

申し訳なさそうに



「ちょっと残しちゃった😅

でもいつもお弁当おいしかったよ。


ありがとう😊」




と言ってくれました🌈🌈