舞台は
こんな気持ちでなければ
きっともっと楽しめたんだろう。。。
でも原作を読んだ時のあの気持ちは
どうしたって超えられない。
それはわかっていた。
でも舞台には舞台の
本とはまた別の「与えられた視覚と聴覚」
が加わり、原作とは違うエッセンスが
あちこちに散りばめられていて
3時間がまったく苦にならなかった。
原作を読んで私が作り上げた世界とは
また違う 「作品」
を観た
そんな感じ
こんな気持ちでなければきっと
もっともっと楽しめたはず…
終わったらちょうどディナーの始まる時間に
なろうとしていた。
隣合わせでも気まずいのに
食事で向かい合って幾ばくかの時間を過ごすのは
ちょっと気が重かったが
ヤツが予約していたお店は
時間的に遅くにしか取れなかったので
すでにキャンセルしていた。
少し歩いてビルの中のポルトガル料理を選んで
席に着いた。
2人とも いつもよりはちょっと控えめに
まだ2人とも行ったことのないポルトガルのことを
あれこれググりながら話した。
ポルトガル語からそのまま日本語になっている言葉が、予想以上に多いことに驚いたり。
Cまででこんなにある

カステラ(castella=castle)がなぜお菓子の名前に
なったのか、、、
スペインに行った時もついでに行けばよかったけど
あの時はそんなに魅力を感じなかったよね とか
ポルトガルだけ行くには国土も小さいし
見所も少ないから
行くならやっぱりスペインとセットだよね とか…
とか いろいろ話す…
私は前夜 1時間くらいしか寝てなかったので
疲れていたけど
スパークリングワインを2杯飲んで
お昼抜きの空腹でかなり酔いがまわった。
いい気分で家に帰って
シャワーしてリビングに行ったら
ヤツは録画した映画を観ていた。
でもその横に座る気にはなれず
「疲れたからもう寝るね。
咳がひどいからナツの部屋で寝るわ。
おやすみなさい。」
と言って またヤツの隣で寝ることは避けた…
一緒にいるのが辛い…