あ、そうそう
前回の記事の家族のイベントの後も
夫はやっぱりベッドの中でしみじみと言った。
「M… ほんとにありがとう… 」
私が 「何が❓」と聞こうと思ったらその前に
「僕と一緒にいてくれて」 と言った。
前回は 「ずっと僕を支えてくれて」だったけど。
「一緒にいてくれて」ということは
「離婚しないでいてくれて」ということなのかな…
そして更に
「いつも僕といてくれて」と重ねた。
「離婚しないでくれて」とは
ヤツもさすがに言えないんだろう 笑笑
どうだ!!
少しは幸せな家庭の
そしてそれを支える妻のありがたみが
わかっただろう?







さて
2年前の(発覚と同時進行の💢)引越しの時
以前住んでいた家の使わない部屋に
当面は使わないものを保管していた。
事あるごとに夫はそれを処分しようと言い続けた。
それはベッドや ダイニングの椅子12脚
私の趣味のクラフトの作品や材料、道具
嫁入り道具のライティングデスク、ドレッサー、
クローゼット などなど、
私にとっては愛着のあるものや
長年コツコツ集めてきた愛おしいものばかり
でも新しいマンションに引越す時
すべて夫の好みで整えられた家具の部屋に
それらのものは持って行く余地はなかった…
車で20分ほどの距離なので
クラフトの材料などは時々取りに行ったりしていた。
が、さすがに嫁入り道具(クローゼットは
マンションにも合う白のシステム家具だけど)は
この先新しいマンションで使うには違和感があるし
椅子も、私には家族の思い出があり
いつかまた使えたら、と思ってとっておいたが
夫には 古いものを新しいマンションで使うという
感覚や、物に思い出を重ねるということが
まったくないのだろう…
一部のクラフトの材料などを除いて
これまで楽しんで作り上げた作品なども
思い出の家具も
すべて廃棄業者が持って行った…
一応友人たちに使えそうなものがないか事前に
声はかけていたが、そうそうマッチするものもなく
しかも家具となると運搬作業の問題もあり
結局はすべて廃棄処分となった。
「断捨離」と思えばこれは正しいことかもしれない。
部屋はきれいサッパリ何も無くなってスッキリ
夫はそれを見て
本当に晴れやかに
「あ〜 気持ちいい!!」と嬉しそうだった。
私はなんだか心にポッカリ穴が空いたようで
無くなったもののことを考えると寂しくて
その部屋を見るのが辛かった。
捨てたものの中には、私の誕生日に
子どもたちがみんなでお金を出し合って買ってくれた大型の道具があった…
でもそれは広い一戸建てだからこそ置けるもので
どう考えても今のマンションには置けない。
現実的に考えて その道具を使うには
車で20分かけて元自宅に行かなければならず
この先、それをするかどうかを考えると
夫の断捨離に待ったをかけることは
できなかった…
元自宅は今は誰も住めないが
将来は子どもたちの誰かが住みたいと
言ってくれているので
夫も売却は考えていないが、
できれば賃貸に出したいという思いもあり
今回の断捨離になったが…
(諸々の事情を考えると人に貸せる可能性は
ほぼない)
あの道具のことを思うと
心が痛い…
ものすごい後悔。
なぜあの時 夫に
「これだけは捨てないで」
と言えなかったんだろう…
これこそが
今まで積み重ねてきた夫と私の関係の
縮図…