旅の最後の夜にまたしてもやっちまったあと
夫は何も話さなくなり
またしてもいつもの無視が始まった。



でも私はまったく泣かなかったし
発覚後すぐの気持ちに引き戻され
怒りが増幅されてつい言い過ぎたことも
きちんと謝ったし
夫に無視されても構わず夫に普通に話しかけ続けた。



不思議と気持ちを立て直すことができたし
落ち込む度合いも少なかったと思う。



少しずつ私も
不倫夫と暮らす術が身についてきたのか
不倫夫に期待しない術が身についてきたのか



とにかく今までのように
壊れて  夫に無視されて  結局無視に耐えられず
最後は私が泣き叫びながら夫に許しを請う
という耐え難い構図からは抜け出せたのかな。











夫は比較的すぐに 少しずつ無視をやめ
私の言葉に反応するようになり
無視は翌日の午後にはなくなり
ほぼ普通の状態に戻っていた。



私は無視されても
「夫はやっぱりこういう人なんだ。」
と思うと不思議といつものように
どん底まで落ちることはなかった。












「1年前の記事」が上がってくるようになって
何気なく読んでみると
1年前もしょっ中壊れて
今読み返すと本当に気が狂っていたとしか思えないようなことを繰り返し
私はその度に夫に気持ちを全部ぶちまけていた。



でも私は誰一人、この狂いそうな気持ちを
相談する人もなく
このブログに吐き出すしかなく
それでも自分を平静に保つことができなくなっていた。



夫は私には常に
「自分は悪くない。
   不倫したのはMが僕を拒否したからで
   不倫は当然の結果だ。」
という姿勢を崩さなかったが
一方で、子どもたちに言い訳できないことをした
という気持ちは否定することができず
その部分ではきっと後悔していたのだろう。



なのにそれを私にはまったくおくびにも出さず
強気の姿勢を続けるから
私が酷いことを言ってしまう…



自分の記事を読み返して
夫も本当は後悔していることが
今になると少し感じ取れる。



そう思うと、私もずいぶん酷いことを
言い続けたものだ 笑



ベッドの中で聞いてみた。



「私、今までずいぶん酷いこと
   たくさん言ったよね。
   私のことどう思ってる?」



すると夫は言った。




「Mってそういう人だったんだな
   って思った。」





・・・・・・・





私も私なら





夫も夫だった 笑