夫と一緒に 久しぶりの飛行機移動✈️
国内だけどなんとなくちょっとウキウキ(笑)
旅行でもなくただの移動なのにね。
発覚後はなるべく夫と一緒にいられるよう
夫も気遣ってくれるが
郵便物や私の仕事の事情で
赴任先と自宅、両方がなるべく無人になる日数を
少なくするよう、いつもわざと数日ずらして
別々に移動するようにしている。
今回はちょうどタイミングもよく
たまには一緒に移動しようと
同じフライトにした。
私はいつも国内線ではほとんど機内プログラムや
音楽を聴くことはないが
夫はノイズキャンセリングイヤホンにも
こだわりがあり
だいぶ前から使っている。
夫は仕事上、飛行機移動が多く、
機内の騒音による耳への影響が
仕事にも影響するらしい。
そのイヤホンの音の良さを
私に聴かせるため
シートに座るなり私の耳にそのイヤホンを
装着させた。
すると瞬時に素晴らしい音質で
私の脳内にできた小宇宙に流れたのは
懐かしいあの旋律…
夫と会っている時間がただただ楽しくて
幸せだったあの頃に
私は一瞬にしてタイムスリップした…
そう、夫とつきあっていた学生時代、
デートの後は必ず夫のマンションで過ごし
寝室で聴ける唯一の音楽、
FMからあの旋律が流れると
私は家に帰らなければいけない時間…
遠い地平線が消えて、
深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、
たゆみない 宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を、
豊かに流れゆく風に 心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、
なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります…
深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、
たゆみない 宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を、
豊かに流れゆく風に 心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂の、
なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります…
このナレーションとともに
午前0時に流れる「ミスター ロンリー」の
切ないメロディが
私と夫を分かつ合図。
いつもそれを合図に、夫が私を家まで送ってくれた。
離れたくない寂しさに
あの哀しげなメロディが
余計に拍車をかけ
私はいつも真夜中の車の中で
「帰りたくない」
とダダをこねた。
そんな甘酸っぱい思い出が
数十年の時を経て
あの頃の瑞々しさはすっかりなくなってしまった
私の脳内に一気に蘇った。
懐かしさと
夫の不倫なんておぞましい事など
まったく縁のなかったあの頃が
どんなに深い海よりも
どんなに高い空よりも
美しく輝いた残像となって
私の脳裏に蘇り
涙が溢れて止まらなかった。
あの頃の私は
未来の自分が夫に不倫されるなんて
微塵も予想だにしていない。
あの頃の私に
将来夫が不倫することを教えたら
私は夫と結婚するのを諦めただろうか…
あの頃の私に
教えてみたい。
私の涙を見て慌てふためいた夫の反応は
次回また…