うなぎ畑と言う所に一人の鬼がいました。
その鬼は、芋堀りをしていました。右手には鍬を持ち、左手にはヌンチャクを持っていました。右手の鍬で芋を掘り起こし、掘り起こしたら鍬を地面に置き、左手のヌンチャクを振り回すと言う事をしていました。
ある日の事です。芋堀りをしている鬼に二人の人影が近付いて来ました。その二人は鬼にこう言いました。
「芋を少しだけ分けて下さい」と。「芋はやらん!」鬼は大声で言い返しました。
しかし鬼は気づきました。その二人は自分の子ども達だったのです。子どもの名前は、「鬼丸」と「鬼吉」でした。
鬼は芋を二つ、鬼丸と鬼吉に分け与えました。
鬼丸と鬼吉は大喜びで畑を駆け出しました。ですが、走り出したそこに、2メートルほどの深さの落とし穴がありました。なんと鬼吉は、落とし穴に頭から落ちたのです!
あの事件から三日後、鬼吉は、うなぎ畑の近くの川で釣りをしていました。そして釣れました。鬼丸が・・・。
鬼丸は鬼吉が釣りをしている時に、川で泳いでいたのです。そして見つけました。サキイカを・・・。
ガブッと食べて気づいたら水の上。たまたま鬼丸は、口の中が鋼鉄であったため、釣り針は刺さりませんでした。もちろん歯も鋼鉄です。その歯にサキイカが挟まりました。
その事件から二日後、サキイカは、まだ挟まったままでした。鬼丸は泣き出しました。(もしこのまま歯にサキイカが挟まった状態だったらどうしよう。)元の原因は何だ?鬼吉のせいだ。
鬼丸は怒りました。そして鬼丸は、父の部屋に忍び込み、あのヌンチャクを持ち出しました。
鬼丸は鬼吉の所へ向かいました。だが、そこには何故かヌンチャクを構えた鬼吉が居たのです!
鬼丸は鬼吉に問いかけました。「何故、ヌンチャクを持っている」と。鬼吉は応えました。「父の部屋から盗みだしたのさ」 え?おかしい。父はヌンチャクを二つも持っているはずがない。とにかく、何故か鬼丸の奇襲を察知した鬼吉は、鬼丸と戦う事になりました。
一つ歳が上の鬼丸は、鬼吉に勝てると、自身で溢れていたのです。
勝ったのは鬼丸の方でした。鬼丸は透明になる事で、鬼吉に勝ったのです。
その時、家の中から父が出てきました。父は泣きました。仕方ありません。部屋に隠してあった二人への誕生日プレゼントのヌンチャクが息子達の喧嘩に使われていまうなんて・・・。
父は芋を掘り出した時の喜びに、ヌンチャクを振り回してほしかったのだ。かつて父がそうしていたように。
その後、鬼丸の歯に挟まっていたサキイカは、透明になった時に取れていました。鬼丸と鬼吉は仲直りしました。
!おわり!