男の品格4 ツバメになりたい! | ケビン・クローンオフィシャルブログ「ここが変だよ!! 日本人」powered by アメブロ

男の品格4 ツバメになりたい!

男の品格」をはじめてお読みになられる
方は併せて「悪女を科学する」シリーズを
読まれることをおすすめいたします。PC
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とシリーズを選択的にお読みいただけます。




若い男性の愛人を俗にツバメと
呼びますが、このことばの由来
はロマンチックなものです。
与謝野晶子と論争を繰り広げて、
市川房江と女権運動を展開した
平塚らいてう(らいちょう)。
美貌と知性を兼ね備えた素敵な
大和撫子だった彼女は五歳年下
であった画家の奥村博史と付き
合っていました。奥村が彼女の
活動の邪魔にならないよう身を
引く決意をした際に残した置き
手紙に次の様な句がありました。
静かな水鳥たちが仲良く遊ん
でいる所へ一羽のツバメが飛ん
できて平和を乱してしまった。
若いツバメは池の平和のために
飛び去っていく
」このとき使わ
れたツバメということばが流行り、
転じて年増の女性に連れ添う
若い男性を指す様になった訳です。



意外に知られてませんがツバメ
は生物として面白い性質を具有
しています。ツバメのメスは一羽
のオスとつがいとなり、巣作りを

始めますが、三つ卵を産むと

そのうち二つは別の二種類の

オスのものなのだそうです。
つまり、メスの浮気を前提にした
お付き合いというわけです。
この仕組みを通してメスは多様
な遺伝子を子孫に残す事ができ
て繁殖効率があがります。実は

人間のツバメである男性の愛人も
この仕組みに添っていたのです。
最近はDNA鑑定があるため、
リスクをとる女性は少なくなり
ましたが、もしも、あなたが
父親似でなければ、ツバメの
子供かも知れないわけです。