珍しくオーナー（勤務先の）Tさんが

わたしを坂練にいざなってくれました。

行き先は、この辺りのヒルクライマーさんの聖地

若しくはクライマーの登竜門とも言うべき

庭田山、通称二ノ瀬峠へ。

いや、べつにわたくしクライマー目指してるわけじゃないんですけど…

それでもちょっとした坂でいつも失速して

仲間より随分遅れてしまう情けなさをどうにか克服したい！

ということで二ノ瀬チャレンジとなりました。

それが前日急遽行き先変更…

一体どこかというと

平湯峠駐車場…

そうです、ここから乗鞍スカイラインを走るのです

前日にこの乗鞍ライドを言い渡されて、楽しみではあるけれど

そこらのちっこいお山しか登ったことのないわたしが

果たして上まで行けるのかどうか…

遠い目になってたらしくｗ

何度もTさんに

「大丈夫やて！行けるわ！何がそうも心配なの？」

と笑われる始末…

う、うん、行くよ…(´・ω・`)

さて当日は5時半にお店で待ち合わせ

Tさんのクルマにチャリを載せてもらい

ついでにわたしも乗せてもらい、高山方面に出発。

コンビニで朝の補給をしても、なんだかパンが喉を通らん…

そんな中、高速の降り口を間違えるという失態を犯しｗ

少し予定より遅れてゲート横の駐車場にとうちゃこ〜

駐車場ではすでに何組かのロード乗りさんたちが

アップを始めております。

クルマから下りたら

「さ、寒い〜」

いちおう事前に長袖ジャージやウインドブレーカーやジレなどの用意をしていたのですが

ジャージの生地が薄くて…

こんなんじゃ寒うてかなわんわ！これ着てけ！

とTさんのジャケットをお借りしてのスタートです

初っ端からご迷惑をおかけして申し訳ない…

ゲートを通る時に、係のおじさまに今日の予定を告げて、

いよいよスタート〜

激坂はないと聞いてましたが、自転車で登れる最高峰の乗鞍岳

当然頂上まで上り一辺倒ですがな…

いつもの相方からもしんどいぞ〜と言い聞かされていたので

まずはゆっくりゆっくり、ペース配分を考えつつ漕ぎ出します。

わたしがどんくさいことと、すぐ拗ねる性格を

日頃から知り尽くしてるTさんですからね(　；∀；)

拗ねてイジケて機嫌を損ねないようｗ

子供をあやすように励まして、声を掛けてくれましたよ。

そのおかげでまずは第一休憩ポイントの

夫婦松まで足つき無しでやって来ました。

お天気はいまいち…

なので写真はないｗ

晴天ならここも絶景ポイントだったんでしょうが…

そのうち晴れることを願いつつ、更に上を目指します。

次の休憩場所までひたすら登る登る…

数日前に坂を登るにあたって一番何が辛いの？

と聞かれて、足が辛いとかじゃなくて

とにかく心臓がバクバクして、苦しくなると伝えました。

それなら心肺機能を上げなあかんわ〜

と言われましたが、何をどうしたら心肺機能が強くなるんかしら？

とりあえず前日の乗鞍ミーティングの焼肉屋さんで心臓は喰らったぞ（笑）

そんなもんで強ならん！と一刀両断されましたがね。

鼻で息を胸いっぱいに吸って

ゆっくり吐け！ということを厳守して

それでも日頃から呼吸が浅いわたしはその動作もきつかったりで(´；ω；｀)

わたしって本当にヒルクライムに向いてないんかな、と悲しくなりましたよ…

第二休憩ポイントに着きました。

ここからの眺めもやはりイマイチな感じ

頂上では晴れてくれないかな〜

おどけるTさん

この時はまだまだ元気

しかしさほどきつくない坂でも何キロも上りが続くと

さすがにしんどくなってきます。

最後の手段の、ジグザグ走行を繰り出しｗ

なんとかへいこらと登ります

あまりにもジグザグ連発で

「そこ、それやるとこやない」

と注意を受けつつ

するとなんと、心配されていた足攣りがあああ

いや、攣る寸前な感じですね、攣っちゃあいません

なので停まって水分補給したり、ストレッチしたり

様子を見ながら行きます

這松になり視界がひらけてきました

かなり標高の高い所まで来たということです

花も高山植物っぽくなって

乗鞍に来たわ〜って風景に変わってきました

こうなると俄然張り切っちゃいます！

張り切っちゃうけれど、体がついてこないｗ

Tさん曰く、かなりあかん顔しとったらしいw

この時は暑くて前もはだけて色々アレな感じ

確かにあかんやつや。

再び漕ぎ出し

やがて、ああああぁ〜本格的に足つりそうな予感

止まって一休み

なんか違和感を感じてクリートを外すと…　

アッーーーー！

右のシューズのクリートのネジが緩んでるではないか？

いや、一本は脱落して無くなってるし

もう一本は外れてしまってくっついてるだけ

正味一本だけネジが効いてる状態だったもようorz

そういえば2度目の休憩ポイントから

クリートがかかりづらいなとは思っていたのですが…

淡路島ロングライドのクリート事件再び。

左のネジを一本移植して

2点クリートで頂上を目指しましょう

するとTさんがコーフン気味になんか言ってますよ

らいちょー、ライチョー！

は？らいちょー？

ああ、雷鳥ねｗ

なんとなかなかお目にかかれない雷鳥を発見したようです

しかもツガイで！

近づいても逃げなくて、割と近くで写真を撮ることができました。

しかしわかりづらい…

後ろから上がってきたお兄さんを捕まえて

「雷鳥がいるんですよ！」

と声を掛けたら、まじっすか？とばかり

彼もカメラを取り出し撮影してました。

そのお兄さんは長野側のエコーラインから登り

岐阜側に下りてスカイラインを登って再び長野側に下りるらしいです

すごいなぁ〜若いってすんばらしいね(´∀｀*)

さてそこから上までは真っ白なホワイトアウトｗ

そして風と寒さと闘いながらの過酷なヒルクライムです(　；∀；)

それでも頂上が近づくと頑張れちゃうもんです

Tさんを置いてけぼりにして先進んじゃいましたよ。

とーちゃこーーー！

よく見る県境での撮影

神社でお参りをして、ソフトクリームとすくな鍋（豚汁的なやつ）を

頂いて休憩したらあとは楽しい楽しいダウンヒル〜

しっかし寒いーー((((；ﾟДﾟ))))

それでも少し下ると雲も晴れ

日が差し出すと暖かくなってきて

気持ちよく下りてこれました！

行きは2時間以上かかった道のりも

下りは30分もかかりませんでしたね

無事駐車場に戻り、今までほとんど褒めたことなど無いTさんが

「本当よく頑張ったわ、なかなかのもんやで」

と言われなんだか気持ち悪いぞ、おいｗｗｗ

その後は温泉に入って疲れを癒やし

ガッツリご飯を頂いて、朝早かったため白目むきながら帰ってきました。

これなら、今度はスカイラインからエコーラインまで行って

戻ってこれるな！

と次回の予定も組まれｗ

元気に怪我なく戻ってきました。

二ノ瀬のつもりが乗鞍になり

不安もいっぱいでしたが

Tさんの励ましとアドバイスで何とか登ってこれました

感謝です、謝謝。

二ノ瀬と聞いて…