化粧品犬です。
間が空いて済みません。
今回は、コーセーから3/2に発売された、サロンスタイル ビオリスシャンプーコンディショナーの解析をお送りします。
最近CMで、頻繁に見かけます。
サロンスタイルって個人的には忘れてたけど(^_^;)、現在ではボタニカル(植物由来)コンセプトの方向性に振られているみたいですね。
ビオリスは、このサロンスタイルの新ブランド、という位置づけらしいです。
カタログを見ると、シャンプー/コンディショナー/トリートメントが2シリーズに、ヘアトリートメントオイル、ヘアトリートメントミルク、ヘアスプレー(スーパーハード、ナチュラルハード)まで揃っていますね。
中々の大所帯ですが、全品同時発売です。けっこう力が入っているようですね。
ジュレームが好調なコーセーさんが、どんな製品を出すのか・・・、興味が湧いてくるところです。
外観
こんな感じです。
今回はシャンプー/コンディショナー/トリートメントが2シリーズあるうちの、エクストラダメージリペアシャンプー・コンディショナーを買っています。
近所のドラッグストアで750円ぐらいでした。
ジュレームより150円ぐらい安いです。
外観デザインは、ナチュウラルとかボタニカルをコンセプトにしている製品にありがちなラインです。
残る製品は、ディープモイストシャンプー・コンディショナーなんですが、容器デザインはよく似ていて、ぱっと見では2種類あることが分からないほどです。
またディープモイストとかダメージリペアとか、名前がジュレームと似ていて(^_^;)、分かりにくいです。
概要
ニュースリリースが出ているので、これを抑えていきます。
今回発売する「ビオリス」は、天然・植物由来成分を 90%以上配合した、ボタニカルヘアケアシリーズです。 コールドプレス製法の保湿・エモリエント成分(オーガニック認証ホホバ抽出オイル・アルガニアスピノサ核油・グリセリン)配合で、キューティクルをケアします。
「植物由来成分を ○○%以上配合」というのはライオンの植物物語辺りから使い古されたフレーズです(^_^;)
シャンプーでよく使われる、あの評判の悪いラウレス硫酸ですら、原料的には植物由来ですからね。
ラウレス硫酸だけで処方を組んでも、「植物由来成分を 100%配合」と書けます。
またホホバ油やアルガンオイルは基本的にコールドプレス製法だし、この説明は何も言っていないも同様です。
ピーチ&アップルのさわや かな甘みのある香りと、6 種の天然アロマエッセンシャルオイル(カモミール、クラリーセージ、ゼラニウム、レモン、オレンジ、コニャック)をブレンドしたフルーティフローラルの香りも特長 です。
化粧品犬ブログではあまり香りには言及しないのですが、この製品はコーセーにしては地味な香りです。
フローラル系でも無いし。ナチュラル系っぽくはあるが、やけに淡い。
インバス商品には、パサつく・広がる髪も、うるおい満ちてしっかりまとまる「ディープモイスト」と、傷んでゴワつく髪 も、毛先まで浸透補修する「エクストラダメージリペア」の 2 つをラインナップ。
同時に、洗い流さないヘアトリートメント などのアウトバス商品も発売し、トータルでボタニカルヘアケアを提案します。
うるおい満ちてしっかりまとまる「ディープモイスト」と、傷んでゴワつく髪 も、毛先まで浸透補修する「エクストラダメージリペア」の、2種類があると言及しています。
ニュースリリースとしてはこれだけで、何も書かれてないと同じです。
なので、ここからは化粧品犬が自分の見解を書いていきます。
まず使用感なのですが、好き嫌いはあるのですが、使用感はジュレームより、劣ります。
シャンプーのすすぎ時の滑らかさ、コンディショナーの油性感・リッチ感、乾燥後の収まりなど、全てに渡って微妙に劣っており中途半端かんがありまます。おそらくジュレームの蓄積感が気になるという意見を取り入れて、カチオンポリマーを減らすなどして髪への蓄積を抑えたのだと思います。
髪への蓄積はジュレームほどではないのですが、他の全ての使用感が微妙にダメ、と言う結果になってしまっています。
特に乾燥後の保湿感や収まりに、中途半端感があるのが痛い。スゴく悪くはないが物足りない感じです。
ジュレームは良くも悪くも手触りとか髪の収まりに振られた製品で、その線だけは外していないことが多いのですが、本製品はどこを目指しているのか分からないです。
たとえばメリット(ピュアンも)などは、軽くさっぱりと仕上げたいのだな、と言う考えが伝わるのですが、そういうものが無いか分かりにくいです。
しかし、処方は特徴があります(^_^;)
ここで簡単に見てみましょう。
サロンスタイル ビオリス ボタニカル コンディショナー (エクストラダメージリペア)の裏面表示は以下になります。
(全成分)
水・スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na・コカミドプロピルベタイン・ココイルメチルタウリンNa・PPG-2コカミド・オレフィン(C14-16)スルホン酸Na・ラウレス硫酸Na・アルガニアスピノサ核油・アルテア根エキス・ウイキョウ果実エキス・オリーブ果実油・カニナバラ果実エキス・セイヨウハッカ葉エキス・トウキンセンカ花エキス・ホホバ種子油・ホホバ葉エキス・ラベンダー花エキス・加水分解ダイズタンパク・BG・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・イソプロパノール・オリーブ脂肪酸エチル・クエン酸・グリセリン・ココイルグルタミン酸TEA・ポリクオタニウム-10・ポリクオタニウム-7・ラウリン酸PEG-2・亜硫酸水素Na・塩化Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・安息香酸Na・香料
基本的な構成としては、スルホコハク酸系洗浄剤+両性洗浄剤です。
そこに資生堂がよく使うココイルメチルタウリンやラウレス硫酸Na、それにジュレームがよく使うオレフィン(C14-16)スルホン酸Naやココイルグルタミン酸TEAが添加されたものです。
ナチュラル系をうたいつつ、ラウレス硫酸Na配合とか、わけが分かりませんね(^_^;)
ジュレームがよく使うオレフィン(C14-16)スルホン酸Naも配合されているのですが、これなんて完全に石油由来だし(^_^;)
またスルホコハク酸系洗浄剤というのは結構古い洗浄剤なのですが、ヘアケアでは、これといったヒット製品が作られていません。
ボディソープではライオンの泡タイプのバストロジーとかがあるのですが。
ちょっと髪がまとまりにくいなど、ヘアケアにはネガティブな面があるのでしょう。
そこを修正するために、資生堂系の処方構成やジュレーム系の処方構成を添加していったのだ、と推測します。
で、修正しきれなかったと(^_^;)
ついでにもう一つの製品である、サロンスタイル ビオリス ボタニカル シャンプー (ディープモイスト)についてもみておきましょう。買ってないけど(^_^;)
裏面表示は以下になります。
(全成分)
水・ココイルメチルタウリンNa・コカミドプロピルベタイン・PPG-2コカミド・スルホコハク酸(C12-14)パレス-4-2Na・ラウレス硫酸Na・ラウロイルサルコシンTEA・アルガニアスピノサ核油・アルテア根エキス・ウイキョウ果実エキス・オリーブ果実油・カニナバラ果実エキス・セイヨウハッカ葉エキス・トウキンセンカ花エキス・ホホバ種子油・ホホバ葉エキス・ラベンダー花エキス・BG・EDTA-2Na・イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油・イソプロパノール・クエン酸・グリセリン・ポリクオタニウム-10・亜硫酸水素Na・塩化Na・フェノキシエタノール・メチルパラベン・安息香酸Na・香料
エクストラダメージリペアと較べて見ると、ココイルメチルタウリンNa+両性洗浄剤をメインにして、スルホコハク酸系洗浄剤・ラウレス硫酸・ラウロイルサルコシンTEAを添加するように変更してあるようです。
ココイルメチルタウリンNaを前面に出して、ジュレームがよく使うオレフィン(C14-16)スルホン酸Naやココイルグルタミン酸TEAを、ラウロイルサルコシンTEAで置き代えている感じです。
こちらは使っていないのでなんとも言えないですが、次の項に書いた@cosmeのレビューを見ると評価点が2.7点と激悪(^_^;)
保湿性が低いと言う点でかなり非難されています。
かなりの新処方なんですが、熟成度がまだまだみたいです。
@cosme評価
今回取りあげた、ビオリス ボタニカル シャンプー/コンディショナー(エクストラダメージリペア)ですが。
こんな感じです。
クチコミ 16件、注目人数 65人。評価点4.2点(4/8閲覧)
レビューを見ると、可も無く不可も無いと言う人が多いので水が、中途半端感を言う人もいますね。
ちなみにもう一つの、ビオリス ボタニカル シャンプー/コンディショナー(ディープモイスト)は更に酷い(^_^;)
こんな感じです。
クチコミ 29件、注目人数 54人。評価点2.7点。
これは、しっとりしないと言う意見が多いです。
CM
ビオリスCM「あまりにもきれいで 篇」30秒
新垣結衣は可愛いんですが。。。製品が特徴無いからなあ。
感想など
書くことないので悩みました(^_^;)
この製品の記事はこれで終わりかなあ
中途半端な使用感なのにそこそこ値段が高いというのが気になります。
これは、商売的には、、、こけそうだなあ