コーセー ジュレーム フルボス ブライト&スリークの解析1製品概要編 | 化粧品犬が化粧品開発を模索するブログ

化粧品犬が化粧品開発を模索するブログ

大手会社の開発に勤務していましたが、好きな化粧品を好きなだけ追求するため円満退職。
ノラ犬となった化粧品犬が、面白いと思った情報を発信していくブログです。
化粧品コンサルタントとして仕事も受けています。
パームアミノ・ラボ合同会社 imori@palmamino-labo.jp

化粧品犬です。

今回からジュレーム フルボス ブライト&スリーク(さらさらタイプ)の解析を始めます。
全3回ぐらいの予定。

とはいえ、概要は既にジュレーム フルボス ブライト&モイスト(しっとりタイプ)でほぼ書いてしまったんですよね。
処方内容まで踏みこんでみると、両者にはいろいろ違いがあるけど、概要的には似たような物です。
コーセーのサイトを見ても、香りが違うことと、しっとりかさらさらかぐらいしか書いてない(^_^;)
シリ−ズ全体に触れた、ジュレーム フルボス ブライト&モイスト(しっとりタイプ)概要編のエントリ0はこちら。最近急にテレビでよく見る、怪盗ジュレーム!のリンクも張ってます。
コーセー ジュレーム フルボス ブライト&モイストの解析1製品概要編

なので今回は、フルボス ブライト&スリークの独特の事情を中心に、簡単に書いていこうと思います。

まず、フルボス ブライト&スリークは、ブライト&モイストと較べて香りが違うんです。
じゃっかん男性用の海外の香水を思わせる香りというか。
これがどう受け止められるか心配ではあったんですが。

とりあえず以下の表を見てください。
フルボスシャンプートリートメントのラインナップを再掲載してみました。
今回のエントリーを書くに当たって@cosmeの評価をアップデートしています。

 
フルボス ブライト&スリーク(さらさらタイプ)の評価点がめっちゃ下がっていました(^_^;)

前回1/29日に、フルボス ブライト&モイスト(しっとりタイプ)編を書いたときには、口コミ2件で5.0点だったったんですよ。
それが今回2/7に調べると、口コミ数はあまり伸びて無くて5件なんですが、評価点は5.0点から4.0点まで落ちてます(^_^;)
どうも、香りが嫌がられてますね。
香りがイヤなだけで、問答無用で非常に低い点数をつける方っていらっしゃいますから(^_^;) そういう方が投稿したようです。

確かに化粧品犬もこの香りはあまり好きじゃ無い。
男の私が言うのも変ですが、男性用ぽい。
おしゃれなおっさんのつけてる香水っぽい、と言うか・・気にならない方は、気にならないかなー?と言う感じです。
やはりこうなってしまったか・・・。
まあ、まだ口コミ数5なんでね、これから好転することもあるかも?(^_^;)

あと問題を感じるのは、トリートメントのボトルデザインがシリーズ内で非常に似ていることですね。
コーセーさんが容器で時々行う事がある、謎マーケティングですが(^_^;)
今回のブライト&モイスト(しっとりタイプ)とブライト&スリーク(さらさらタイプ)を見分けるポイントはロゴ色です。
以下の感じ。
 
 
これは間違えて買うことを期待してるのかな?
そんな人は、いないと思うんですが(^_^;)

あ、いつものようにサンプルも買ってます。
これです。
まあこれはいつも通り。100円です。


もうひとつ気になるのは、今回から「スリーク」と言う耳慣れない単語に、「さらさら」という日本語を対応させていることですね。
これは化粧品犬が考えた訳では無いですよ。コーセーのサイトに書いてあるのです。
上に上げたトリートメントの比較写真でも、ちょっと見辛いけど、ポップのシールの所に「しっとり」とか「さらさら」と書いてありますね。

しかし「スリーク」= 英語のSleekって、髪がツヤやかな、とか、髪が滑らかな、と言う訳ですよ。
さらさらではないです。
逆にさらさらの英訳は、smoothとかsoftかpowderyですからね。明らかに意図的な誤訳です。

まあここで正確な訳で
  ・ブライト&モイスト(しっとりタイプ)、ブライト&スリーク(ツヤタイプ)
とやってしまうと、両方ともツヤはある!で売り出そうとするマーケティングプランと矛盾してしまいますからね。
怪盗ジュレーム!のCM中でも「輝き、ダイヤモンド級!」とか言ってますからね(^_^;)
ちなみダイヤモンドも配合されてませんし、シャンプーなんてオイルも配合されてないんですけど(^_^;)
それにフルボ酸にキューティクルを整える効果があるなんで原料を販売している会社のサイトに書いてないし、化粧品会社からの報文も読んだことが無い(^_^;)

なんでこんなマーケティングになったのかは知りませんが、このブライト&スリークシャンプートリートメントは、確かに英語のSleek(なめらかな)な使用感はします
ツヤは良くわからないですが(^_^;)
実は香りを無視できれば、なかなか良いシャンプートリートメントシリーズです。
処方を見ると、フルボス ブライト&モイスト(しっとりタイプ)に、滑らかさを増すカチオン化ポリマーであるポリクオタニウム-7が追加された形になっているのです。
香りがまともなら、こっちの方が人気が出たろうに(^_^;)
その他にも、処方上では謎の「ブライト&スリークひいきな点」が散見されます(^_^;)

その辺りを次回から書いていきたいと思います。