皮膚科の分野で、「1FTU(ワン・フィンガー・ティップ・ユニット)」という考え方あります。
チューブ状の軟膏薬をつけるときに、大人の人差し指の、指先から第一関節までの長さで軟膏を出すと、ちょうど両手の面積を塗るのにちょうどいいといわれています。
結構多い量だなと感じたのではないですか?
でも、ふつうに軟膏を渡しただけでは、そこまでの量を塗らない人がほとんどです。
指先にちょっとつけてなじませてしまう程度ですませてしまうので、圧倒的に量が少ないわけです。
特に、アトピー性皮膚炎などの場合、薬を怖がる方もいて、「少しだけつけています」という方もいますが、それでは治りが遅くなって、結局いつまでも薬を使うことになってしまうのです。