(741回)

2008年津和野街道早駆け大会の
試走が終わり
 
その後
2014年ついに
廿日市から津和野まで
走っていただいた
 
個人3名
チームが2チーム
 
桜咲く廿日市を出発し
羅漢山に差し掛かるころから
雪となった
 
羅漢山の頂上の峠では
10cmの積雪
と猛吹雪
 
チームの選手は
交代を繰り返し
冷え切った足は
何とか次の選手で
カバーできた
 
しかし
個人で参加した選手の
足元は悲惨なことになっていた
 
スニーカーは
濡れて
凍り付いていたのである
 
個人の二人の選手は
六日市温泉手前で
キャンセル
 
もう一人の方は
流石心得ておられ
防寒等の準備は
バッチリ
 
それもそのはず
この方は
スパルタスロンを
駆け抜けたこともある
勇者
 
津和野に先に行き
驚いたことに
 
津和野の街は
桜吹雪舞い散る
春の街並み
当時
広島大学トライアスロンクラブ
GULLSの方たちが
津和野街道を初めて
走り切ったのです
 
地元中国新聞にも
大きく掲載され
すぐにでも
 
大会開催と
企画していましたが
 
私が山で負傷し
2年間全く活動停止になった
訳です
 
地元廿日市市の
経営政策課による
廿日市市を活性化する企画に
参加することになり
 
その会議の中で
一つの案として
 
津和野街道早駆け大会を
提案したわけです
 
市が本事業
津和野街道早駆け大会を
実施しなかったので
 
それじゃあ
自分たちで
実行委員会を立ち上げて
 
自分たちで運営すると
決めたのです
 
たまたま
他のイベント企画の
協賛勧誘に来られた
 
合同会社クロソイドさんに
企画を話しかけたわけです
 
即決でやることが決まり
1月から行動し始めて
5月13日に
実行した次第です
 
1回目は50人を目標にしました
 
全国
北は北海道
南は熊本
また100kmマラソンの
王者
倉本康孝さんが
 
8時間19分34秒という
驚異的な記録で
97.2kmを走破されました
またチームでは
廿日市市役所が
7時間37分33秒という
とてつもない記録を
樹立されました
 
 
述べましたように
本大会は
10年の月日を掛けて
企画実行してきました
 
第1回目は
実行委員会が主催しましたが
第2回目からは
廿日市市
吉賀町
津和野町
の3市町が
共催になりました
 
全国でも珍しい
3県を越えた
100kmマラソンです
 
本大会は
じっくりと
少しずつ
大きくしていきます
年々募集人数を
増やしていきます
 
この大会に秘めた
大きな目的があります
 
それは
津和野街道の
修復保存事業です
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実は
世界的にも
貴重な街道だったのです
 
津和野街道早駆け大会
実行委員長
谷口 薫