(王妃を襲いに来た刺客に襲われる 忠)










「ウワアアアアアアアアーーーーー!!!!」



ドスン!!  (倒れる音)








ケ女官(辛くて目を背ける)













ケ女官(おそるおそる目を開ける)





ケ女官「えっ?!」





ケ女官「最高尚宮様❓!」










刺客「ぐ、ぐふう、、 、お、おのれ






刺客(立ち上がり再び襲って来る)







刺客「おのれーーーー!!くたばれーーーー!!」










忠「光り物(刀)を振り回すと、








刺客「ぐわーーーーーー!!!!!!!!!





忠「……怪我するぞ。」









忠「な?危ないだろ?」









ケ女官「わー!!(^^)最高尚宮サマー🎵スゴイ!!」








忠「ん? 」







刺客「く、くそ、、、







忠「まだ  やるか❓  さっきの上手投げをもう一度くらいたいのか?」







刺客「クソーーーーー!!なめやがって!!」




刺客「普段、包丁を持ってるような奴に、この俺が ……この俺が負けてたまるか、、、ぐう、クソッ!」





忠「無益な暴力は好まない」




刺客「クソがーーーー!!!!くたばれーーーー!!!!!!」





忠(ひらりとかわし、上手投げを決める)










刺客は再び派手に忠の相撲技を受け、 転がされる















刺客「うう、ううなんて、なんてザマだ、、、あんな、、 、


あんな 、、、スラッカンの、、、、スラッカンで王の飯作ってるような奴に、、、この、、


この、、俺が、、、


この、、






(刺客の回想)


(昔の武芸大会の試合の回想)





昔の刺客「く、くっ、、、俺が、 この俺様が 、、、、、、、あんな、、、、、
、、、、、、、、、この、、この代々剣術指南役をおおせつかっている名門の跡取りである俺様が、、あ、、あんな、、、、


、、あんな 、、文科試験を首席合格したような、、本ばっか、読んでる奴に、、、

、負け、負け、、るわけには、い、かぬ、、、、、、、、、、、 、









刺客「、、、、ぐう。」






忠   ❓!




忠「(刺客が立ち上がるのを見て)……










忠「……ケ殿。今からポドチョンの大将を連れてきてもらえませぬか」







ケ女官「大将ですね!わかりました。」






忠「まだ事の全容が定かでは無い故、 大将のみに、秘密裏にお知らせしていただきたい。」





ケ女官「かしこまりました!!」



刺客「ハッ!!!!!!!」









刺客の回想





(刺客がポドチョンで働いていた頃の回想)





刺客の同僚「全容が明らかになるまで、初動は慎重が鉄則……皆、落ち着こう。」







刺客「、、 、、、、、







忠「……これだけ痛い目にあってもまだ立ち上がるとは……その信念……剣に生きるもののふとしての心持ちには感服つかまつった。



忠「しかし、そなたは賊。立ち上がった以上は、全力でもって御相手いたす。」






刺客「ハッ!!」



(刺客の回想)







(昔の刺客の武術大会 準決勝の回想)





刺客の準決勝相手「また立ち上がるその勇気、心根の強さに感服つかまつった。しかし、立ち上がられた以上、全力でもってお相手いたす。」





刺客「、、、、、ま、、、、まさか















王妃「忠殿かたじけない。」





刺客「!!」




忠「王妃様……。ご無事でよろしゅうございました。」








刺客「、、、、、、」









王妃「こやつー!!」




忠「王妃様どうか、お気持ちを楽になさいませ。」



王妃「許さぬ!!許さぬぞ!!」






忠「、、、、、たしかに許せぬ所業。このままでは済まされぬ。しかし、この者の剣には……




忠「この者の剣には悪鬼が宿っておりません……。外の女官たちも皆、気を失わせているだけ……根っからの悪人では 無いようだが………。

なぜこんな事をした❓そなたの一存ではあるまい。」







刺客「、、、、、。ううう












泣き出す刺客









忠「何か訳があるのか?……なぜこんな恐ろしいことをしたのか?」










刺客「俺には、、、、、





俺には、大事な友がいた。




親友であり、、、一生ついていこうと決めた主人でもあり、、、時に母の様な、、自慢の友だった。





しかし、




しかし、




先王がー!!、王族がー!!、




(ワナワナ)この国がーー!!!!!





(ワナワナワナ)無実の罪を我が友に着せたのだ!!!!!





忠「何❓」





刺客「友は頭脳明晰、剣はこの国随一、その上ポドチョンでもお蔵入りしていた難問を解決し、先王から何度もお褒めを受けていて将来、領議政(ヨンイジョン=今の総理大臣みたいな役職)間違いなしと言われていたのに、、、、、




(ワナワナワナ)  友の評判が良く、友のお父上の派閥が力を増す事を怖れた敵対勢力が、策略を、、、、、、(ワナワナ)





民の為に働きたいという一心で働いていた友に、、、





ありもしない罪を!!!!!!!!






友の母方が王族の親戚であることを持ち出し、






あろうことか王位を狙うだなどと言いがかりをー!!!!!!!!!!!!(ワナワナ)





忠「…………?!







無実の罪を友や、友の御父上に着せ、断罪した!!!!!!ひどい!酷すぎる、、、、ゆえに、、、、、、




、、、、、ゆえに、、、






先王の血を受け継ぐ孫に、、、、





、、、、、、孫に仕返しをするのも悪くないと思ったんだ!!!!!!今の王だって同罪だ!!!!!!!!王妃も同罪だーーーー!!!!!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、絶対に、、許さん!!、、、、、、、絶対に絶対に許さねえーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!







忠「…………。」






忠「………………王妃様






忠「………………王妃様……わたくしを……






忠「……わたくしを   この者と同じ罪に問うてくださいませ…………。」




刺客「!!」




王妃「❓!」











忠「………わたくしも   この者と同罪でございます  王妃様………」










刺客「(泣きながら)、、、忠ー!!」




















第21話に続く