夏目漱石著「夢十夜」の第六夜では、大仏師運慶の様子が、木の中に埋まっている仏様を掘り出すまでだ、と表現されています。運慶には、これから彫る木の中にすでに仏様が見えているというのです。
それを読んでから、お琴の中にも美しい音がたくさん埋まっているようなイメージを持つようになりました
お琴を弾くことは、埋まっているその美しい音たちを自分が引き出すような感覚です。
但しそれは福引のガラガラのようなところもあり、ちゃんと練習しなければ3等や4等の玉が出てしまう
一体どうすれば本来埋まっている1等の玉、美しい玉を毎回引き出せるようになるのか?体を使ってその感覚を掴んでいくことが日々の練習の楽しみであり面白さにもなっていると思います![]()
写真は四国88か所86番札所の志度寺で撮ったものです。仁王門におられる金剛力士像は運慶作と伝えられています。
