人間の体の基本的な部分はそんなに変わらないと思うけれど、体を作ってきた生活スタイルや、細胞を作ってきた食品や、受精卵になった時点での受け継いでいる遺伝子とか、そういうので厳密にはそれぞれ人間の体は違う。

 

危脆性だってそれぞれ違うし、生活環境や精神の育ち方、もともとの性格や遺伝的精神の要因なんかでライフイベントや環境から受けるストレスも違うし、受け止め方も違う。

それによって、もちろん絶え間なく生産されるホルモンのひとつ(サイトカイン)の分泌量も違うし、出る刺激も違うだろう。

 

簡単に言っちゃえば、酒に強い弱いも違うし、新しい環境が得意な人と苦手でストレスになる人もいる。

同じイブプロフェンでもこっちは効くけど、こっちは効かないって人もいる。

食品で加熱したら大丈夫だけど、加熱してなきゃ蕁麻疹でるってひともいる。

36℃ジャストで平熱が35℃だから発熱した、という人もいる。(発熱は国の定めた感染症法の基準で37.5℃と決まっているけれども)

 

正論っていうか、真向から否定する人からしたら、ジェネリックは同じ主成分なんだから絶対効かないわけない、とか、加熱したくらいでアレルギーがでないわけないからそれは思い込みだ、とかいろいろ言われちゃうわけだけども、人間の身体ってそういう意味で

は結構個体差があると思う。(ジェネリックの主成分は同じだけど、添加物では同じ系列だけどちょっと違うとかはあるしね)

 

想像妊娠とか。環境変わっただけで生理きたりとか。

ただの体の反応だけじゃない部分がある。

 

別に製薬会社にいたからってわけじゃないけども、特に薬効は個体差があると思う。

 

そんな中で。

母はイグザレルト錠(リバーロキサバン錠)をヘパリン点滴薬で置き換えできない体質だった。

 

母は術後、2日目には脳梗塞を起こし、てんかん発作を起こした。血液内科でヘパリンを落としていたが、血液中では濃度が有効域に達していなかったのだ。

担当医はわかっていたが、十分な量を落としているため、その後もそのまま様子をみよう思った。

 

そして術後1回目の脳梗塞の2日後、母は再度の脳梗塞を起こした。しかし土日を挟んでいたため、担当医は月曜日に部長クラスの医師に相談し、カンファレンスにかけた。

データを見た部長クラスのDR達は、ヘパリンに対してノンレスポンダー(薬効に反応が悪い患者)なのでイグザレルトを鼻経管で入れてみることを提案した。

 

担当医はさっそくイグザレルトを粉砕し、栄養剤と共に母に注入した。すると血液中の濃度は有効域に達し、母の容態は安定した。

 

ここまでの話はすでにいろんなことが起きたあと。

術後敗血症になって生死をさまよったりした後の面談で、担当医からデータを見せてもらって説明を受けたものだ。

 

もう手遅れだった。

いろいろなことが手遅れで、この医員である女医ののんびりマイペースな性格がその原因のひとつであるということが本当に悔しい.....悔しいと思う。