サンタクロースの存在について検証してみた
こんばんは科学おたくのkeropaoです。ブログお読みいただきありがとうございます。もうじきクリスマスですね。今年はいつもと違うクリスマスになりそうですが、みなさんどのように過ごされる予定でしょうか?今日はサンタクロースについてです。サンタクロースって子供の頃は信じていたけど、もういないのわかっているんだけどそうでしょうか?今日は科学的(というより算数ですが)に考察してみたいと思います。まず、前提をいくつか置きます ■子供の人数:2,224,960,000人 (出展:ユニセフ 世界こどもデータより) ■世帯の数:1,114,658,000世帯(統計局ホームページより) ■世帯間の距離:平均20m⇒こちらは仮定です。 ■プレゼントの質量: 約0.5kg 上記の基礎数値から以下計算していきます。 ■移動距離 世帯間の距離 20m * 世帯数1,114,658,000 =2,293,160,000m ⇒2,293,160km 前提の数値からサンタクロースが全世帯にプレゼントを配るとすると移動距離は上記の数値となります。 約230万kmです。途方もない移動距離ですね。 ■移動に必要な速さ:移動距離 / 24時間 ⇒ 2,293,160km / (24 * 60) =1,592 km/h移動距離と、プレゼントを配る時間を24時間と想定すると、時速 1592km必要です。途方もない速さが必要です。えーどのくらい速いの?飛行機でいうとボーイング767が時速864kmです。音の速さが時速1225kmくらいですので、音の速さより更に早いです。でもとても速い飛行機なら何とかなりそうだね!!いいえ、これはあくまで平均速度です。実際には加速、減速が必要となります。20m移動する間にこの速度以上まで上げてすぐに減速しなければなりません。この加速減速には、加速度によってGがかかります。加速度の物理的な問題から生物での限界は大幅に超え、プレゼントも物理的に破壊されることが予測されます。■設置にかけられる時間 子供の人数 24時間(86400秒) / 2,224,960,000人 = 3.84 * 10のマイナス4乗⇒38μs次に設置の時間を考えてみました。24時間で子供全員に配ろうとすると、1人あたり上記の時間しか取れません。⇒マイクロ秒単位での作業も半導体の処理ならば十分可能ですが、物理的な作業なのでこれも実現は不可能です。■プレゼントの質量 0.5kg *2,224,960,000人 =1,112,480,000kg ⇒ 1,112,480t一人あたりのプレゼントの質量と子供の人数から約100万トンとなります。 ⇒保管場所、運搬の手段などの問題からこれだけの物流を実現することは不可能と考えます。 ■事前のリサーチ、プレゼントの事前購入と保管 上記に加えて、どのようなプレゼントが欲しいのか事前のリサーチと保管を隠密裏に行う必要があります。⇒これも子供の人数から考えて国家でもできるものではないと考えられます。結論:サンタクロース一人では実現不可能なお、超国家間の組織としても、ここまでの物量、予算、人員の確保、機密保持などの点で実現は不可能と考えます。 じゃーやっぱりサンタクロースはいないの? サンタクロースの存在が科学的に証明されたものではありませんし、当方も見たことはありません。しかし子供たちのもとにはサンタクロースのプレゼントが届いています。 この事実から、唯一実現可能な手段は以下の通りです。 サンタクロースを無償でサポートし、子供たちを愛する心温かいボランティアの方が子供たちの身近にいるということと推測します。(12/25追記)実はサンタクロース自身もボランティアとともに活動しているようです。フライトレーダー21っていうホームページでサンタクロースのフライトが掲載されていました。北極に帰るところのようです。便名も記載ありました。SANTA1だそうです。下の写真ではアイスランドの下あたりにいました。(フライトレーダー21ホームページより)いかがでした?しごく真っ当な結論になりましたが、科学って実は地道な研究と失敗の連続です。ニュースで出てくるのは限られた成功です。ただ、この地道な事実の積み重ねが無いと成功はありません。みなさん、推測や憶測、思い込みをなくして事実から考えると、物事の本質が見えてくると思います。当方、今年もみなさんのお家にサンタクロースボランティアが来て幸せなクリスマスを過ごせることを願っています。 (もし、これを見たボランティアの方はコロナに注意して感染防止に努めてください)ではメリークリスマス!!!