突如
吹き荒れる
胸の中の嵐

自身の両手で
ガタガタ浮き上がり放たれようとする
唇をしっかり押さえて


誰にも
知られず
収めることが
できるようになった。




でも
できれば


その時の自身のカオは
鏡に映したくは
ない。

決めたことは、何とか守っている。

けれど
時折吹き荒れるよーにやってくる
感情を抑えることができない。



どんだけ弱いんだ自分。

強くあろうとする
強くありたいと願う
本当は弱いニンゲンであるのは判っている。



弱いままでいたくない。
色んな意見はあるだろうけど
無理してでも変わりたい。
大きな懐を持ちたい。


ちょっとした違い
など
そんなこと大したことじゃない
笑って懐に入れて暖めてやれる
そんなヒトに今はなりたい。


どんなに修行しなければ
太陽になれないのか。

私はあの人の太陽になりたかった。

北風で、いたくない。
でも
そこへ行き着くまでの道のりでは
…目を伏せてため息ばかりが出る気がした。


どうしたらいいか判らなくて
どうなるかも判らなかったけれど
全て話そうと思った。
あの時から今までの
自分の心の動きを全て。
そして知りたかった。
あの人の心がどんな風に今に至ったのか。


私の話を黙って聞いてくれた後に
言葉少なではあるけれど
語ってくれた。
そして

判った…


ごめんね…

のシンプルな言葉が
私に
あの人がどれだけ変わらず
私をいい意味で当たり前に
近く想ってくれていたかを教えてくれた。




道が見えた。

太陽へと続く道。
ここから抜け出して
私が望んでいる先へと続いている。


もう全ては傍に在ったのだ。
だから、ただ疑わずに。

迷うあなたに
穏やかな笑顔と励ましを。請われればヒントだけを。
どんな感情が瞬間的に渦巻こうが、それはやがて収まる。
なぜならそれは行く先の歩みに全く関係のないことだからだ。

そして
まだ若く柔いあなたを
「後手後手」
で支える。

あなたが
自分で選び取りたい
その選択を自身のものと実感したい
と望むのは至極当然のことだ。

あなたの人生はあなたしか積み上げられない。


そうやって歩み続けるあなたと
あなたの言葉を信じる為には
私が自身を誇れなければならない。
その為に為すべきことを
隣でただ粛々と為す。




暴風のような激しい感情の嵐に
踏ん張って耐えて
その轟音の間から
変わらず想っていると
伝えてくれてありがとう。



ここから先はあなたの傍で
当たり前のように在って
あなたがいつも動いていけるよう暖める
太陽になりたい。