わたしが小さな頃、夏になると家には“あの子”が登場しました。
目玉がキョロキョロ動く「トムとジェリーの手動かき氷機」。
その目の動きがなんだかおかしくて、
夢中でハンドルを回していたのを今でも覚えています。
氷をガリガリ削って、練乳をたっぷりかける。
イチゴシロップがほんのり赤く光って、すぐに溶ける氷を急いで食べるあの感覚――
今でも胸の奥に、ひんやりと残っています。
そして、時は流れて。
娘が小学生の頃、わたしたちにはもう一度「かき氷のある夏」が訪れました。
実はその時期、娘は長く不登校だったのですが、
毎晩一緒にかき氷を食べる時間は、親子にとって心の支えでもありました。
「今日は何味にする?」
「ゼリーも乗せてみようか!」
そんなやりとりをしながら笑い合い、ただ一緒にかき氷を作るという、
それだけの時間が何よりも大切だったのです。
その頃、もしこんな機械があったら…と思うのが、こちら👇
そして今年、娘は高校生になり、親元を離れて一人暮らしを始めました。
初めての“離れて過ごす夏”。
少しさみしいけれど、このかき氷機を持って会いに行こうかなと、
ひそかに企んでいます。
娘にはあの頃と変わらない果物と練乳たっぷりのかき氷を。
わたしは、ちょっと大人に――リキュール入りの“オトナかき氷”を。
- カシス × オレンジ
- ラム × ココナッツ
- 梅酒 × 和風氷
離れていても、あの頃のように。
かき氷が、わたしたち親子の夏をもう一度つないでくれる。
そんな気がしています。
🍧今年の夏も、ひんやりと甘い時間を大切な人と。🍧





