Keroの アルフィー&<今日のオマケ>

Keroの アルフィー&<今日のオマケ>

THE ALFEE が大好きです!
アルフィーさんの曲と魅力を、主にライブ映像でお届けします。
(&雑談、ときどき犬・梅etc…)よろしくお願いいたします。

久美はいつも思っていたし言っていた。「護ちゃんのお嫁さんになるの」

 

護ちゃんは近所に住む、久美より2歳年上のお兄ちゃん。久美の母が仕事

をしていたので、1歳過ぎまで護の母、美津子さんが預かってくれた。

離乳食で大変な時期も、美津子さんが作ってくれた食事をパクパクとよく

食べた。

護は一人っ子だったので久美をとてもかわいがった。丸々と太った久美を

抱っこするので、美津子さんはひやひやしていた。

「久美ちゃんを抱っこするのはお膝の上だけでね」と言い聞かせていた。

 

七五三は久美が3歳、護が5歳で、一緒にお参りして写真を撮った。久美

は着物がうっとうしくてふくれっ面。護は笑顔で、この頃からきれいな

顔立ちの子だった。久美がお嫁さんになると言うので、護は「久美ちゃん、

悪い事をしたらお嫁さんにしてあげませんよ」と言っていた。

幼稚園は別々だったので、護は休みの日になると久美の家に遊びに来ていた。

久美の家には犬がいて、犬にやるための菓子があった。人間用の菓子だった。

護は「おばちゃん、チロのお菓子、ちょうだい。」と楽しみにしていた。

 

護は私立の小学校に入ったが、近所の子供たちと遊ぶ時間はあった。女の子

のファンが多く、武君と人気を二分していた。「お姫様ごっご」は、悪者が

お姫様をさらい王子様が救けに行くというもの。王子様役は護か武だった。

お姫様役は、女の子は誰もがやりたがった。久美の隣の家にはミキちゃんが

いて、とてもかわいい子だったので、たいてい彼女がお姫様役だった。

しかし、住宅街の中ほどにある小さな林に行くと、久美はイキイキしていた。

2mほどの太い木に登ったり、そこから飛び降りたりしていた。失敗してケガ

をすることもあったが、とにかく元気な久美だった。

鬼の陣地からもう1匹の鬼の陣地までかけぬける遊びは、鬼がキャッチボール

をする間に走り、ボールをあてられたらアウトというもの。

オテンバなくせに走るのが遅い久美は、よくアウトになって鬼役になった。

ミキはかわいいので、鬼はやらなくて良いことになっていた。護は足が速く、

武はボールを投げる時のコントロールが良い。

他にも、久美の弟の和則や、その友達ヨシ君、ヨシ君の妹のまりちゃん、

少し離れた商店街のシミちゃんやサッちゃんたちと一緒に遊んでいた。

久美は、同級生の俊子ちゃんとも遊んだが、俊子ちゃんの母はこわかった。

久美が宿題は後回しで遊びに行くので「もう遊びに来ないでちょうだい。」

と言われたことがある。

(ちなみに、シミちゃんとサッちゃんには、護と同い年の兄がいて、のちに

3人そろって大学一浪仲間となった。)

 

中学生になると、護は私立の小学校からそのまま中学校へ進学した。久美は

地元の公立中学校に入学し、2人が会う機会は減ってきた。護は父親の転勤

で2年ほどアメリカに行っていた。

この頃、久美は他の小学校からきた大沢君に憧れていた。親友の恵子と一緒

に、大沢君がいる野球部に直談判して、女子マネージャーに居座った。中学

には同じ小学校からいった、留美というきれいな子がいた。ある時、噂話で

「大沢君は留美が好きなんだって」と聞いて久美は思った。「なんだ、大沢君

も他の男子と一緒か」と、冷めてしまった。

護一家は一時帰国することがあった。その時には、久美は美津子さんのため

にアップルパイを作って持って行った。というのは口実で、「将を射んとせば、

まず馬を射よ」なのであった。

「やっぱり護ちゃんはかっこいい。ずっと私の王子様だわ」と思っていたが、

高校生になると、バスケ部の小泉君に恋をしていた。結果は、告白もしない

うちに失恋していた。護は帰国後、一浪したが、実家から大学に通っていた。

                   <4月11日予定 2/3に続く>