いつもの通り道


陽炎の立つ様な暑い夏の日


生垣の


白く塗られた扉が


大人一人通れるほど開いていた




その奥で


だれかが待っている


そんな気がした


きっとあの人




おいで


だれかがささやく


多分 白昼夢




何事も無かった様に


私は其処を通り過ぎた