今年の暑い夏

二人を見送った・・・




一人は享年五十四歳

彼女は二年以上癌と闘った

お医者様の予想を裏切って 大切な命を一年以上伸ばされた

美しい死に顔 まだ生きている様だった・・・

あなたは勝ちました

あなたは保険の外交員 多くの人に慕われたと聞く

あなたは勝ちました

美しい娘と可愛らしい孫娘二人を残された

万歳万歳

万歳万歳

あなたは勝ったのです

合掌








一人は享年七十歳

野外コンサートを見ていた時に友人から携帯に電話が入った

【○○さんが事故に遭った・・・】と

声の調子から大したことはないと思った・・・

翌日 友人と病院へ見舞った

彼は集中治療室にいた・・・

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見舞った私たちを見つけた奥様が

【ICUへ入って主人を見てやってください・・・】

本来家族しか入れないのだが・・・何度もお断りした

奥様【是非に・・・】

彼は延命装置につながれて静かに横たわっていた

交通事故に遭ったというのに傷一つ付いていない

奥様【こんな姿になちゃいました・・・】

  【脳幹が潰れて手術をしても・・・もう持って一日・・・】とのこと

翌日未明

彼の息子から

【父が亡くなりました・・・】と電話が入った・・・

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彼は私と同郷の人 となり町の人

彼のお兄様は 鍛○家 人○○○ ○○○○さん

彼の自慢のお兄様

熱心に個展などに私を誘ってくれた

一枚の金属板から金槌・薬品・炎などを使い器を作る

大作になると完成まで一年以上かかるという

激しい労作業のはてにつくり出される作品は 秋の様な静けさを感じさせる

2年ほど前

都内で開かれた個展を見るために

都内に仕事を作り早めに仕事を終え会場へ

会場の前で俳優の高橋秀樹さんとすれ違う

目が合うとお互いよそ見をして通り過ぎた・・・(笑い)

会場ではイベントの野点が今しがた終わったばかりのご様子

和服の着飾ったお嬢様^^たちがくつろいでおられた

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葬儀では友人と少しばかりのお手伝いをさせていただいた

葬儀終了間際 立ち去ろうとした私たちに

お兄様が寄ってきて名刺をさしだし【何か有ったら此処に連絡を・・・】

重い課題を頂いてしまった・・・

若輩者の私たちが何ができるというのか・・・



彼の事故の原因は未だに分かっていない

目撃者がいないのだ

どちらが悪いのか?

何があったのか?

考えたくはないが・・・



深く深くご冥福を祈る・・・



どんなにお金持ちでも

どんなに有名でも

死は平等に私たちに訪れる

私もそのうちに・・・


最後に

美しいこのを彼らに送ろう・・・

さようなら さようなら