電動工具は男性が使うイメージが強いと思いますが、DIYをするなら力の弱い女性こそ電動工具を味方につけて欲しいです。
かくいう私も、
以前は工具についての知識が全く無く、
最初はどれを買ったらいいのかもさっぱりわかりませんでした。
DIYを始めて、アドバイザーの資格を取り、
初心者向けにDIYを教える会社で働いたことで、
色んなメーカーさんの研修を受けて、実際に試すことができました。
ワークショップで使い方を教え、組み立て方を教え、オーダー作品をつくる。
かなりの時間を「工具を試す時間」に充てることができたので、
今なら工具について色々お話が出来そうです。
工具のプロ目線というよりは、何も知らなかった頃の私が
「これが知れたらよかった!!」と思える視点でお伝えしたいと思いますので、
是非ご参考にしてみて下さい。
今回は、一番ポピュラーな電動ドライバーについてです。
- 電動ドライバーには2種類ある
- ドリルドライバーとインパクトドライバーの特徴
- 選び方のポイントは?
画像にはドリルドライバーとインパクトドライバーが写っています。
左上:10.8Vドリルドライバー
右上:10.8Vインパクトドライバー
左下:10.8Vインパクトドライバー
下中:10.8Vドリルドライバー
右下:36Vインパクトドライバー
※全てHiKOKI(ハイコーキ)製。
※ちなみに紫はDIY用で緑はプロ用とされています
形はほとんど同じように見えますが、
ドリルドライバーとインパクトドライバーは違います。
見分け方は、先端の近くに
数字の付いたダイヤルがついてるかどうか。
ドリルドライバーにはパワーを調節するダイヤルがついていますが、
インパクトドライバーにはダイヤルがついていません。
ドリルドライバーの特徴は?
<メリット>
・ねじを締め付ける力が調節できる
・インパクトドライバーほど強くないので安全
・インパクトドライバーに比べて作業音が静か
・丸軸のビットが取り付けられる
<デメリット>
・ビットの交換に時間がかかる(ビット…先端につける工具)
・作業中にビットが外れやすい
・厚みのある木材にねじを入れるにはパワー不足
インパクトドライバーの特徴は?
<メリット>
・打撃を与えながらねじを締め付けるのでパワーが強い
・ねじ締めのスピードが速いので作業性UP
・錆びたねじでも外せることがある
・ビットの交換がワンタッチでできる(ビット…先端につける工具)
<デメリット>
・作業音がかなり大きい
・力が強いので締め付けすぎることがある
・回転スピードが速く、ねじからビットが外れやすい=ケガに注意
・六角軸のビットしか取り付けられない
ドリルドライバーとインパクトドライバーそれぞれメリットとデメリットがありますが、
簡単に選び方をお伝えするなら…
・作業音が心配
・電動工具は怖い
・2㎝以下の厚みの木材しか使わない
という方なら、ドリルドライバー使いやすくておすすめです。
・3㎝以上の木材(2×4材など)や硬い木材を使うことがある
・手先が器用
・作業音は大きくても問題ない
という方なら、インパクトドライバーがおすすめです。
どちらを選ぶにしても、
実際にグリップを握ってみて
手の大きさに合ったものを選ぶのも重要です。
海外製の大きなものは、
小さな手の女性には使いづらいことが多いです。
またパワーの違いやバッテリーの重さも気を付けて下さい。
10.8V、14.4V、18V、36V、40V・・・
最初は10.8Vでも十分ですが、
同じメーカーで共有できるバッテリーをお持ちの場合は、それに合わせて本体のみを購入する方法もあります。
私が普段使っているドライバーについては一つ前の記事をご覧ください。
より詳しく学びたい場合は、オンラインレッスンも行っています。
ドリルドライバーの基本的な使い方や、家具の組み立ての基礎についてはこちらの本にも掲載しておりますので、是非ご覧下さい。
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