こんにちは!

世界一帰りたくなる家づくり

「DIYインテリアプロデューサー」の長野恵理です。

 

私が今まで生きてきたことのすべてが今の仕事に繋がってる!と最近つくづく感じていて、過去を振り返りつつ時々こうして書いているシリーズ。

 

もしここまでのお話にご興味があれば、

私のお部屋にまつわる人生の軌跡①

から順番にお読みいただけます。(ほんとに読みたい方がいれば。笑)

 

前回はマンション暮らしの時のインテリアについてと、頑張ってもカフェみたいにならないもどかしい気持ちについて書きました。

 

今回は、その後一戸建ての家探しを始めたお話です。

 

当時3LDKのマンションに住んでいたのですが、リビングの横の和室はほぼリビングと同化していたので、実質2LDKに住んでいるようなものでした。

 

子供が将来個室を欲しがったとしたら、ちゃんとした3LDKがいいかもなという、漠然とした思い付きから一戸建ての家探しを始めたんです。

 

最初はとてもテンションが上がりました。

もともと「家」を見るのがとても好きだったし、最新の設備を備えた新築の家はどこもかしこも眩しかった。

 

それなりにお洒落な外観、それなりに洒落た内装、南向きで庭があって駐車場がある。

あの外観とあの内装の組み合わせと、お隣の家の組み合わせ、どっちがいいかな?とか、駅から徒歩12分までは歩けるけど、15分を超えたらきついとか、バスを使ってもいいか、徒歩にこだわるか?とか、生活を妄想しながら楽しめました。

 

ただ、毎週のように新しい家を見ていたら、だんだん気持ちが乗らなくなってきた自分に気づいたんです。

それは、どこの家も見ても間取りがだいたい同じで、当時私が抱えていた「カフェみたいな家にならない問題」を全く解決できそうもない家だったからなんです。

子供部屋のどちらかが大きくてどちらかが小さいか、もしくは同じくらいの大きさか。それくらいしか違いがなかった。

 

綺麗だし、日当たりもいいし、最寄り駅もなんとか徒歩圏。

でも、すごく高いお買い物なのに、全然テンションが上がらない。

この気持ちはどうすれば解消できるのかな?

ジレンマというか、あきらめのような気持ちを持ちながら「ただただ家を見学する作業」というのが、本当に辛くなってきたんです。

 

1日に2軒見て打ち合わせをしたら、もう夕飯の時間ギリギリ。

それも毎週土日は家巡り。

こんな生活もう嫌だ!!!家探しをやめたい!!

本当に引っ越したいのか?今のマンションに住み続けて、その分色々旅行に行ったりして過ごせばいいんじゃないの??

そんな気分になり始めていた時です。

 

当時住んでいたマンションのすぐ近くに、見たこともない変わった家が売り出されているのを偶然見つけました。

ネットだったか、チラシだったか記憶が定かじゃないんですが、ふと目に飛び込んできた画像だけ、ぼんやり覚えています。

 

「この間取りは何?!見たこともない間取りなんだけど?!」

「っていうか、めちゃくちゃ近所なのにどこの家かさっぱりわからん」

「なぜこんなに庭が広いんだ??」

「森の一軒家のような謎の家」

 

そんな物件でした。

当時は新築しか考えてなかったのに、築25年の古くて変わった間取りの、庭が広い家。妙に惹かれました。

 

もう家は見たくないくらい疲れていたけど、こんなに近くなら歩いてでも行ける。

興味本位で「ちょっと行ってみるか」って見に行った家。

そう、それが今の我が家なんです。

 

この家と出会ったことで、私の別の生き方が始まることになります。

ガーデニングとDIYとリノベーション。

この出会いが無かったら、今の仕事をするところまでたどり着けなかったと思うので、運命とも言えるかもしれません。

当時の写真が庭のものしか見つからないのですが。

こんなにガーデニングを頑張っていたのが懐かしい。。。

 

 

続きは長くなるので、また次回に書きますね。

今日もお読みいただきありがとうございました。