今日も整骨院のお手伝いに行ってきました。常連のお客さんも大変多く、オーナーの人柄と努力と施術技術を信頼したお客様がこのような状況でも頻繁に来て下さっています。この整骨院ができて7年くらいということですが、中国人で東京のど真ん中で成功をしている整骨院はなかなかないと思います。


今日はおやつの時間に予約のない時間が30分ほどあり、オーナーとお話をする機会がありました。

「今回の震災で私は自分の悪い面をもう一度見つめなおしましたよ。」と語り始めました。地震のない地域で育ったオーナーや従業員の中国人は今回の地震でかなりパニックになったそうです。加えて原発事故のせいで中国の両親たちからバンバン電話がかかってきて「早く帰国しろ!日本はもう駄目だ」と何度も言われたそうです。従業員たちは地震の3日後にはチケットをとって帰国しましたが、オーナーは知り合いの中国人や日本人何人にも連絡をとったそうです。そして、ある中国人ビジネスマンがこう言ったそうです。


「僕たち中国人がなぜここまで豊かになったか。それはこの日本のおかげだ。誰が僕たちの商品を買ってくれ、誰が僕たちのこの日本での豊かな生活を支えてるんだ?僕たちは日本に来た時みんな貧しかったじゃないか。それを日本という国とその国の人がここまでしてくれたんじゃないか。今、こんなことになってさっさと国に帰る中国人は恥だ。日本は絶対に大丈夫だし、そうだと気づいた彼らはどのツラを下げてまたこの国で生活をさせてもらうっていうんだ。僕はこの国の人が苦しんでいるこんな時に、この国を去ったりできないよ。」


この言葉を聞いて、オーナーは我に返って、中国人たちが帰国して人数がいない整骨院を「自分ひとりになっても営業し続ける!」と誓ったそうです。


私は「こういう三国志のような忠義のある中国人たちはまだいるんだなあ。」と感動してしまいましたo(TωT )


こういう友人たちと知り合いになれた私は幸せだなあ、と感じてます。


もうしばらくお手伝いは週に数日続きそうですが、お店が落ち着くまでできる限り、そして気持ちよくお手伝いをさせていただこうと思っております(`・ω・´)ゞ