帰り道に見える夜空は何色だろうと
目をこらして
首を反らしながら歩いた
あの頃は
一体どれくらい前になるんだろう。

団地の間から見える狭い空を
見上げるわけでもなく、
疲れきって足早に下を向いて帰る。


ガサガサの心が
きれいなものを見つけられなくなっている。


あんなにも空ばかり撮っていたじゃないか
大好きな冬の高い空の低い雲、強い風と強い日差し。
雲が眩しくて速くて、胸がきゅぅきゅぅする感動も。
どれくらい忘れてたのだろう。
なんだか悲しくなる。

あちらこちらが輝いている世界が見たい。
早く春がくればいいのに。


Android携帯からの投稿