今日はこの記事の続きだよ。読んでない方は是非読んでみてね!
溝に落ち走馬灯っぽいものを見たヒモ青年。テストまでの時間は刻々と迫っていた........
さぁレッツスタート!
惰力も収まりバイクと自分は止まった。もちろん溝の中で笑
当時の自分はライダーとして失格なのでその時の服装は半袖にジーンズそして半ヘル。
腕はキズだらけでなかなかの出血をしていた。
(バイク乗る人は長袖長ズボン、フルフェイスを着用しようね!)
でも痛みはほとんどなかった。
とにかくヤベェどうするんやこれ。テスト行けなかったら単位全部落とすぞ。
そもそもバイク壊れてるし溝から出すこともできへんやんけ。
とか考えてたら、
溝に落ちてることに気付いたトラックのおっちゃんが、近寄ってきて
「大丈夫かー??」と言ってきてくれた。
人の優しさに俺は感動したね!
「大丈夫です、ありがとうございます。でもバイク落ちちゃってどうしようか困ってます」
と返答したら、おっちゃんは
「ガハハ、大丈夫なら良かったわ、JAF呼ぶんやで」
と言って颯爽とどこかに行った。
おっちゃん、もう少し手伝って欲しかったよ俺は、、、笑
とりあえずJAFを呼ぶ。30分くらいで来てくれるらしい。
これでバイク問題は片付いた。
次なる問題はテストだ!
早めに出たおかげでまだ時間には余裕がある。
しかし、この血だらけ状態ではさすがにまずい。
そう考えていると、その道沿いに一軒だけ家があった。
悩んだ、めちゃくちゃ悩んだ、でも意を決してその家に助けを求める事にした。
緊張しながらチャイムを押す。
ピーンポーン............待つこと10秒くらい。
小学4,5年生くらいの少年が出てきた。
俺を見た少年は若干顔が引き攣っている。
まぁ当たり前だよな。血だらけの知らない人がいきなり尋ねてきたんだから。
「すみません、そこで事故を起こしてしまって怪我の箇所を水で洗い流したいのでそこの水道貸してもらえませんか?」
「いいよ。」少年は一言そう言って家の中に戻って行った。
貸してもらえた。助かったーっと思いながら、傷口を水で流す。想像以上に自分は傷だらけであった。
傷口を水で流していると家に戻った少年がまたやってきた。
『どうしたんやろ?水使いすぎで怒られるのかな?』なんて考えていると、
なんと少年は救急箱を持ってきてくれたのだ!
『神か!君は神なのか!』
そして無言でその家にある全ての絆創膏を俺にくれた。世の中捨てたもんじゃないね。
少年の優しさに触れ、少し気持ちも落ち着いてきたころにJAFがやってきた。
懇切丁寧に少年にお礼を言いJAFのところに向かった。
少年本当にありがとう。今でもずっと感謝しています。
さて、JAFが溝からバイクを吊り上げトラックの荷台に乗せる。
整備工場?まで同乗する。整備工場の道中にJAFのおっちゃんから
「なんであんな緩やかなカーブで落ちたんや?寝とったんか?』と言われた。
「寝てねーよ。自分としてもなんで落ちたか分かんねーよ。」と思いながら、集中力が切れたってことにしてその場を流した。←なぜ落ちたのかということについての自分なりの答えを得るのはもっと先の話。
整備工場に着きバイクは廃車だと伝えられる。
まぁハンドルもグニャグニャだったし仕方ないよなと思いつつもショックはデカかった。俺の唯一の足が無くなったわけだしな。
そして、費用の請求をされる。確か4,5万円くらいだったかな?
痛い!痛すぎる!貧乏学生の俺にとっては!笑
ただ、大事なことはバイクが廃止になったことでも、費用が思ったより高かったことでもない。
テストに無事に行けるかということなのだ!
JAFの人に事情を話し大学まで送ってくれないかと頼む。
『そんなサービスはしてない!』と一蹴されてしまう。まぁそりゃそうだ。
でも俺はそんなことでは引き下がれない。
何度も何度もお願いを続けた。
そしたら、その場にいたJAFのおっちゃんの娘さんが
『いいよ、可哀想だから私が連れてってあげる』と言ってくれたのだ。
『女神!あんたは女神だ!』
思わず惚れそうになっちゃったじゃねぇか笑
娘さんの車に乗せてもらい、大学まで無事到着。
テスト開始まであと15分と言ったところだった。
友達からは
「わーあいつ事故ってる」などとなじられながらも無事に全てのテストを受け終える。手応えもバッチリだ!
さぁ帰るかと思ったとき、突如全身に激しい痛みを感じ始めたんだ.............
今日はここまで!
次回でこの事故編は完結!
突如身体に痛みを感じ始めたヒモ青年の運命はいかに?!笑
To be continued ....
