1月27日(金)〜29日(日)にかけて行われた茨城県の海原での禊合宿。

日中の気温は5～７度、吹く風が身体に突き刺さる。

そんな中でも、誰一人躊躇する者はなく海の中(肩位)迄入っていくのです。

鳥舟

魂振り

潜水

私が祝詞を奏上する約2分間は辛かったものと思います。

然し、それが過ぎると皆さんの肩の力が抜けて緊張感がなくなります。

そして自然体となり、水の流れに身を任せ鎮魂の深みに入っていくのです。

初日の禊はこの冷たい海の中に約20分間入っていました。

私の掛け声とともに、海から上がり外気に触れると一気に身体が寒さで震えが来ます。

焦らずにゆっくりと歩いて(焦ると転んで足首を捻挫しかねない為)浴室まで戻りシャワーを全開にし震える体に浴びせます。

5分ぐらいシャワーを浴びていると徐々に感覚が戻ってきます。

こうして初日の禊は終了しました。

翌朝、日の出に合わせて、鎮魂が始まります。

早朝の禊は、６時に集合して約４０分間鎮魂法を行い、朝日が昇り始めるとともに鎮魂が極まった者から一人ずつ海に入っていきました。

全員が海に入ったことを見定めて、私が２０分すぎたころ祝詞を奏上して、海から上がりシャワーを浴びていたが、２名の者たちが戻ってこないので、心配になり急いで着替えて海に行ってみると、平然と潜水(禊)しているではないですか。

既に３０分過ぎていたので、上がってくるように声をかけて終了となりました。

この朝の気温はマイナス5度で海岸の砂浜は凍っていました。

ここまでできれば大したものです。

身体(たい)はすでに出来ています。

下丹田の使い方ができているから潜水中寒さを感じないのです。

そして時間の感覚も短く感じられていたので、トランス状態に入れていました。

あとは変性意識に入ることが出来れば体験した者しかわからない感覚を体感することでしょう。

今回参加された皆さんは、とても熱心に真摯に、修行に専念されたので、こうした深い体験をすることが出来たのです。

禊合宿の報告