「彼にも・・・・・・・・・
私にも・・・・・・・・・・・・・
それぞれの「形」があって
色んな理由があったけど
一つだけはっきりしていたのは
どれだけ愛し合っていようと
どんなに努力をしたとしても
私達は、絶対に
一緒になれない運命だと
初めから決まっていたこと。
今は、個性が大事だとか・・・・・・・・
「個人」が尊重されているから
その人の、やりたいことを
やればいい?的な空気があるけれど
私達が若い頃は、全然違っていた。
「形」のルールに従わなければ
村八分、恥さらし・・・・・・・絶縁もの。
そのくらい、自分を貫くことが
難しい時代だったのよ。
私達は、何度も話し合って・・・・・・・・・・・
結局、それぞれ
別の道へ歩いて行くが良し
ということになった。
だけど・・・・・・・・・・
そんな時にわかってしまったの。
あんたが・・・・・・お腹のなかにいることを」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「私は、もうどうしたらいいか
わからなくなってしまって・・・・・・・・
とことん悩んだわ・・・ ・ ・・ ・・・!
今のままでは、あんたを
産むことは、絶対に出来ない。
でも、私は、どうしても
産みたかった。
それから、何日か経って
一人で、どんなに考えても
答えが出ないから
恐かったけど・・・・・・
彼に相談したの。
そしたら・・・・・・・・・・・
彼は、びっくりするでもなく
困ったような素振りもなく
ただ、嬉しそうに
笑って言ったわ・・・・・・・!
「俺に任せろ」って・・・・・・・・・・・・・」