【SONAR】初心者入門 -2ページ目

SONARに必要なスペック

※2008/7/3現在のSONARヴァージョンは7.02です。


基本的な必要スペックはCakewalkサイトで確認できます。


http://www.cakewalk.jp/Products/SONAR7/System.shtml


しかし、最低スペックでもちろんSONARは動きますが、正直言ってそれではまるで使い物になりません。最低でも”推奨”スペックのPCは欲しいところです。欲を言えばもっと欲しいです。


SONARだけでなくDAWソフト全般に言えることですが、要となるのはCPUとメモリです。使い方によって差はあると思いますが、プラグインエフェクトを多用する場合はCPUはデュアルコアがベターですし、尚且つソフトシンセを多用する場合はメモリはいくらあってもいいと思います。もちろん【フリーズ機能】を併用することでPCにかかる負担を軽減することは出来ますが、フリーズトラックが増えれば増えるほど作業効率は悪くなります。


またCPUだけが良くてもメモリが少なければCPUはその性能を発揮出来ません。またその逆でたくさんメモリを積んでもCPUの処理速度が遅ければ何の意味もありません。相互のバランスが重要です。


CPUとメモリ以外ではハードディスクの回転数、転送速度は速いに越したことはありません。ただ最近のPCはIDEよりSATAが採用されているケースが多く、回転数も5400rpmであることの方が珍しいくらいなので、あまり気にしなくていいかもしれません。


それとモニタの解像度ですが高ければ高いほど画面にゆとりが出て作業効率はよくなると思います。ただモニタは後々買い換えることも出来ますし、どんどん安くなってきているので、最初から無理する必要はないかと思います。


逆にロースペックでもいいパーツもあります。例えばグラフィックカードですが、ゲーム環境のような豪華なカードは不要です。ただ出来ればオンボードのものは避けた方が余計なメモリを消費せずに済みます。それとサウンドカードでしょうか。メーカーPCやマザーボードにオンボードで付いてるサウンドカードをSONARで使うのはあまりお奨めしません。ノイズは酷く、接続端子は貧弱で、音質云々を語れるレベルではありません。オーディオインターフェイスは必ずと言っていいほど別途用意された方がいいと思います。そうなるとPCに付属するサウンドカードに拘る必要はなくなります。


いずれにしてもDAW環境でストレスなく使えるPCは決して安くはありません。

購入予定のある方は、「何も分からない」ではなく、お店の人や知識のある人からアドバイスを受けたり、ご自分で情報収集されることを強く推奨します。

SONARの得意・不得意

※2008/7/1現在のSONARヴァージョンは7.02です。


SONARはDAWソフトとして大抵のことは出来ると思います。しかしDAWソフトによってそれぞれの特徴があり、当然、得意・不得意、可能・不可能も出てきます。


ここからは僕の主観的な意見です。


SONARの得意分野はやはりループを活用した作業だと思います。核となるクリップをいくつか作成し、あとはそれを散りばめていくだけで曲になってしまいます。その操作感はとてもスムーズで、尚且つ分かりやすい。MIDIデータもオーディオ同様にループ出来るのは本当に便利です。


あとはV-VocalというAutoTuneのようなボーカル補正機能です。しかもV-Vocalはプラグインという枠を超えています。SONARに組み込まれた機能の一部という感覚です。何が違うかというと、AutoTuneのようなプラグインの場合、目的のトラックに挿入し一度再生してデータを解析させる必要がありますが、V-Vocalの場合は右クリックのプルダンウンから選択するだけで再生せずとも自動的に解析を行います。一見地味な違いのように思いますが、この差は非常に大きいです。


それと地味ですがメーターの設定が細かく出来るのもうれしい機能です。他のDAWソフトはピークメーターを採用していますが、実際の音量感はRMSメーターが示す値の方が近いはずです。SONARではRMSメーターとピークメーターを同時に表示させることが出来るので、ピークをチェックしながら音量感を整えることが出来るのです。


まだまだ便利な機能はたくさんあると思いますし、ちょっと意見が偏ってるかも知れませんが、個人的にはSONARのそんなところが気に入っています。


逆にSONARには向いてないなと思うところもあります。具体的にいくつかのDAWソフトと比較してみたいと思います。


■ProToolsに敵わないと思う部分

音質うんぬんを言われる場合が多いですが、それは好みの問題として僕はそれほど気にしていません。それよりはむしろスタジオとの互換性の問題の方が大きいです。初心者視点ではあまり関係ないかも知れませんが、スタジオの多くはProToolsを導入しています。そのため他のDAWソフトとのデータのやり取りはWAVのパラデータを活用するより確実な手段がありません。逆にProToolsLEを自宅でも使っている場合はプロジェクトをそのまま利用出来るというメリットがあります。ただ自宅の作業というのはレコーディングするよりは作曲・アレンジの作業が中心だと思うので、作曲ツールとしてProToolsはまだまだ使い勝手が悪いと僕は思います。


■Cubaseに敵わないと思う部分

SONARでのMIDIデータ作成はピアノロールが一番だと思います。正直譜面入力はオマケ程度にしか思っていません。譜面入力の使い勝手では昔からCubaseには敵わないと思っています。ただ僕には音符を並べるより、楽器を弾く感覚の方が自分に合っていると思うので不便を感じたことはありません。それと今は解決されましたが昔はSteinbergの規格であるASIOドライバやVSTプラグインが使えなかったことがありました。この点がクリアされたことは非常に大きいと思ってます。あと全然関係ないですがルックスはCubaseの方が個人的に好きです。


■Samplitudeに敵わないと思う部分

率直に言えば[音]ですね。これは好みによると思いますが僕はProToolsでミックスした音よりSamplitudeでミックスした音の方が好きです。それとオーディオ編集に関して言えば視覚性や操作性はどのDAWよりも優れていると思います。しかし残念ながらMIDI機能に関しては貧弱です。最近ではかなり改善されているようですが、それでもSONARやCubaseの方がずっと先を行っていると思います。僕の勝手なイメージですがProToolsやSamplitudeはエンジニア向けで、SONARやCubaseはコンポーザー向けだと思っています。


■Live!に敵わないと思う部分

SONARと同じくループに特化したソフトですが、何が一番違うかというのは再生ボタンを押した時に分かります。Live!は物凄くレスポンスが早いです。SONARは作り込む感じですが、Live!は再生させながら手を加えていく感じでしょうか。リアルタイムにエフェクトやフィルターを操作する感覚はDJプレイやライブ演奏に持って来いです。しかもソングリストがあるのも他のDAWとは大きく違う点です。このソフトは明らかに他のDAWとは概念が違いますが、この世の中にSONARがなかったら僕はLive!を選んでいたかもしれません。

DAWソフトの選択

今やPCでレコーディングすることは当たり前の時代になりました。そんな中、たくさんのDAWソフトが発売され、これから音楽をPCで始めたいと思っている人たちにとっては、まずはどのソフトを選択すべきかで迷うところだと思います。


代表的なWindowsベースのDAWソフトであれば


■Digidesign ProTools

www.digidesign.com/jp


■Steinberg Cubase/Nuendo

http://www.steinberg.net/home_japan.html


■Cakewalk SONAR

http://www.cakewalk.jp/


■Ableton Live!

http://www.h-resolution.com/ableton/


■Magix Samplitude

http://www.hookup.co.jp/software/samplitude10/


他にもまだたくさんあります。


やりたいこと、目指したい音などによって選ぶソフトも変わってくると思います。選ぶヒントとしては「プロ」という言葉に惑わされないことです。「プロ仕様」とか「プロ・クウォリティ」など抽象的な売り文句でソフトを選んではいけないということです。本当の意味でのプロ仕様というのは「業務用」ということだと思います。その場合、トータル的なシステムデザインが必要なのでソフトウェアだけの問題ではなくなります。逆に言えばProToolsHDのようなトータルシステムは自宅で使うようなものではありません。


また高価だから良いソフトという公式も成り立ちません。

例えばNuendoというソフトは何人かで作業できるシステムが組まれています。自宅で個人的に音楽創作をする人には縁のない話です。またサラウンドシステムも必要としていない人が殆どだと思います。初心者視点で言えば、NuendoやSamplitudeProなどはよほど必要性を感じる人以外は選択肢から外していいと思います。


無理してはじめから高価なソフトを買う必要はありません。今や「LE」などの廉価版でも充分な機能がついています。お金をかけるべきはソフトウェアよりハードウェアです。どんなに立派なソフトウェアであっても音の出入口が悪ければまるで意味がありません。


ソフトウェアに求められるものは機能的なことももちろんたくさんありますが、まずは自分にとって分かりやすい画面かというのも初心者にとっては重要だと思います。ソフトウェアを立ち上げて直感的に操作できそうなものが一番だと思います。人それぞれだと思いますが、僕がSONARを選んだ最大の理由はソコです。