戯言綴り

戯言綴り

ただの戯言綴り

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久々に更新である。

 

というより、ようやくログインができたのだ。

まずは取り急ぎご報告まで。

私が望まずとして無職となったことはご承知の通りだろう。

6月からの会社倒産、その後の残務処理に追われた騒動のその後、無職として過ごしたここまでで何があったか、気づいたこと等を記そうと思う。

まず残務処理など全て自分の手から仕事が離れた7月末以降何をしていたかというと、ひたすら人生においてあまり訪れないであろう貴重な瞬間を謳歌していた。
とでも言えばよいだろうか。

実家のある大阪に戻りぼんやりと過ごしたり、岡山、倉敷、直島へと旅行に行ったりもした。
こう書けばアクティブでエンジョイしてる風を装える。しかし実際旅行や実家にいる時間とは比べ物にならない時間を東京の自宅で過ごさなくてはならないのだ。

自身のおかれてる立場上、時間は働いている時とは比較できない程有り余っている。しかしその雄大な時間にかまけて好き勝手できるわけではない。

そう。金銭面だ。
幸いな事なのかどうかは別として、ここまでは生活を営む事は出来ている。これから先も数か月はその状態は可能だろう。しかししっかりと自分の財布をしめる必要はある。
なので洋服の買い物なんて到底している場合ではない。遊びにいくのも本当に吟味しなければならない。
また同じように時間が沢山あり、仕事などの予定がないからといって好きな時に目覚め、夜は眠くなるまで眠らない等という愚行も社会復帰を考えると当然避けるべき行為であろう。
それと合わせて支出を抑えるために滅多にしなかった自炊をすべきだろう。そして好きなものを好きなだけ食べるという不摂生も健康を考えるとするべきではないだろう。
また仕事でこれまで動いていた分、動かくなることを考えると何か運動をした方がよいだろう。

以上のような事を残務が無くなり少しゆっくりしようと思い、無職生活が始まる時に決めた事だ。

なので、毎日の家での過ごし方はこうだ。

朝は8時に目覚め、コーヒーを飲む。これはその後ランニングをする前にカフェインを入れて血流を良くする目的だ。(ダルビッシュ選手がテレビで言っていたのを真似た)そして大凡4キロのランニング。慣れてきた頃には坂道でのダッシュもするようになった。
そしてその後は家に戻り、腕立てや腹筋3種類を20回3セットづつ行う。
そこからシャワーを浴び、ご飯を炊く。その間に食材の買い出しだ。献立は大体前日にネット等を見て決めておく。大した料理はできないが、ほぼ毎日白飯をお茶碗に2杯と作ったおかず、具材に余り等があれば味噌汁かコンソメスープといったメニューで12時過ぎには食事を終える。
そこから録りためたTV番組を見たり、ゲームをしたり、ニュースを見たり。夜は6時過ぎたら食事の準備。夜は白飯1杯に納豆だ。
そこからやってれば野球中継を見るか、テレビを見ながら過ごす。そして23時くらいに湯船に浸かり読書。お風呂から上がった後は高校生の頃からの日課のストレッチ。それから深夜2時頃には眠るといった具合だ。

ただここ2週間ほどはランニングは行っていない。何とランニングシューズが壊れてしまったのだ。
当然支出が勿体ないので新しいのは買わないことにしている。
なのでラニングをできていない。

そしてこのような生活を行っていると当然今まで見えてこなかったもの、気づかなかった事がわかってくる。
まずは自分自身の生活カロリーの高さだ。これまでは本当に恵まれていたのか自身の金銭管理が甘かったのか、食材や生活必需品等を買うときは値段は気にせずに購入していた。
例えばラップを買うにしても良く聞くクレラップを当然のように選んでいた。しかし同じ列を見てみると聞いた事もないようなメーカーの物が倍の容量で半額で売っている。当然細かい品質等は落ちるのであろうが全く問題なく使えるのだ。その他調味料にしてもネームバリューはなくとも同じ物でも安いが沢山あることを知った。いや正確にいうと気づいてはいたが変なプライドでもあったのであろう。二番煎じ品とでも決めてかかって見向きもしなかったのだ。なんて勿体ない事をしていたのだろうか。

日常品の買い物1つに品物をじっくり見定める事なんて今までなかったのだ。
そうやって考える事をせずに物を買っていたから、当然無駄が多かっただろう。

他にも変わった事がある。
それは掃除道具や用品のストックを買うことだ。掃除好きな性格もありこれまでお風呂やトイレ、キッチンにクイックルワイパー、ファブリーズ等これまでは常に大量のストックがある中で生活をしていた。新しい商品が目に付いたとき等も躊躇なく購入していた。しかし、このような状態となった今、ストックが無くなるまで購入しなくなった。買いたいときにいつでも買いにいける時間があるといえばそれまでだが、極力購入しないようにしている。買いにいけば行ったで他の物も欲しくなるし、少しでも金銭の支出を抑えるためだ。

またそれに関連して掃除をするタイミングというものも掴みずらくなった。
これまでは週1回の休みの午前中は必ず部屋の掃除をしていた。またそれ以外にも週に3回~4回は棚の埃取りとフローリングのクイックルワイパーは欠かさなかったのだが、こうなってしましった今どうすれば良いのか全くわからない。

この生活になってしましった頃はほぼ毎日クイックルワイパーをかけ、キッチン等も料理を作る毎に掃除をしていた。しかし掃除はすればする程、掃除用品は無くなっていく。これでは節約どころか無駄な支出を生むはめになってしますう。そう考えると今度はどのタイミングですれば良いかを悩むようになった。上昇志向のある方が最も嫌う明日しよう、明日しようの考えの連続になってしまうのだ。当然に家に誰かが来る予定も無ければ、明日も同じ一日が待っているのだ。変化する事といえば日々僅かなほこりや抜け毛等が部屋の隅に溜まっていくぐらいだ。

しかし完璧主義者でも潔癖症というわけでも無い事は最初に言っておくが性格上、そいうった埃たちを見逃すわけにはいかない。結局の所、思考が一周して以前と同じペースで掃除を行っている。

非常に無駄な思考ではあったが、このような生活に陥らなければこの思考も生まれなかった。
そう思うと貴重な思考だったのかとさえ思えるようになった。

結局の所、雄大な時間のおかげでこれまで何となく行っていた事に疑問を感じ、意味を考えるようになったのだ。毎日のように自炊をし、日用品の購入に頭を悩ませ、当たり前に行っていた掃除のタイミングすら考えるようになる。とこれまでの生活を見直し無駄な支出について厳しい目を持つ事もできた。

素晴らしいではないか。
しかしいつまでも無職という肩書きにとどまっているわけにもいかない。
これまでこつこつとは言わないが、それになりにあった貯蓄を切り崩す生活というのはやはり非常に勿体ない。

この状態は十分すぎる程満喫しただろうから、そろそろ働こうと思う。
つづき

残務の作業の為、ほぼ毎日会社に向かい交通費等発生する経費も当然自腹。
全部投げ出しても恐らく誰も文句も言わないだろう。今すぐ投げ出すこともできる状況の中、俺なんでこんなつらい思いしてんねやろうと考えながら毎日を過ごしていた。

そしてこのあたりでわかった事がある。

社長、自宅を売却すでに更地。
一度も顔を見たことない取締役として名を連ねていた自身の嫁を取締役から外す。登記も変更済み。
5月末に会社にあった入金で最低でも会社に出ていた利益4,000万の行方が不明。

である。

この3点の中で非常に腹立たしい事がある。
前もって自宅の売却と取締役の嫁を外している事だ。

ちなみ社長は三鷹にある自宅とは別に長野県にも家を持っている。軽井沢と聞いていたが実際は吾妻郡だ。これは後々の行った調査で明らかになる。

つまり何故こんな事を行ったかというとこうだ。
金が無いからキャッシュを得るために自宅を売却する。自身は長野に行けばよい。恐らく長野の登記名義は社長。このままでは長野の家も借金のかたにとられる。しかし嫁も会社の役員なので名義を嫁に移す事もできない。よし。嫁を役員から抜こう。

てわけなのだ。
つまりは計画倒産である。
計画倒産をしておいて社員に一言も説明もなく姿をくらますようなやつだ。5月末にあった最低でもあった会社の利益がどこにも見当たらないのもそーゆー事だろうというのが社員全員の見解だ。

自宅の売却は4月中旬。
役員変更登記の完了は5月頭。

倒産は避けれないからこの時点でこーゆー行動をしてるのだろう。
そして5月末には利益だけでも4,000万程の確定してる入金がある。恐らくこれを目当てにしていたんだろう。居なくなりだした時期と入金の時期がほぼ同じなのだ。

なんてやつだ。
俺のお客さんだって契約の一部金として1,000万以上も入金しているのだ。せめてわかっていたのなら5月末の入金で唯一個人の方であったこの方くらいはなんとかしようと思わなかったのか。それすらも奪っておいて自分は逃げ回りながらのうのうと暮らしていく気なのか。

誰も長野まで来ないと思っているのだろうか。
住所も知られてないとで思っているのだろうか。

全くもってやてられない。
こんなやつに仕えていた自分も情けないったらありゃしない。

そしてもう一つわかった事がある。
このバカ社長は弁護士の先生に俺らから逃げ回っている事を黙ってやがったのだ。
この事実を先生に告げた時は弁護士先生も大変驚いていた。

社長が捕まらないから俺たちは労働基準局で未払い給与の立替制度がある事を知り、弁護士に相談するというような流れだ。
失業給付を受けるにも離職票が必要だ。解雇通告書だけではだめだという事も確認済みだ。それを弁護士を通じ社長に必ず出させるように約束させないといけない。

といった具合だ。
こっちで調べるだけ調べて他の社員さんとも情報を共有しとにかく社長にこれだけはさせてくれと弁護士に指示を出してから約1週間。この時点で7月の第2週目だ。
一通の封筒が届いた。

バカ社長からだ。
意外に仕事早いやん。やったらできるやん。と思いながら中に目を通し愕然とした。
書かれていた内容は解雇通知書を貰ってから残務の傍ら、こっちが調べて弁護士に伝えた内容が今俺はこーしようと思って頑張ってるぜ!といった内容だ。

いやいや。

それ俺らが調べたし準備しますっていった書類もこっちが用意しろって弁護士に伝えたやつやん。そもそもそれって6月末の話やん。こーなる以前からバカな人だとは思っていたがここまでとは思っていなかった。と同時に自身の見る目の無さに情けなさがこみあげてくる。

社長は全くといっていいほど仕事ができない。
とうよりした事がないのだ。

正確には社長の過去を全て知っているわけではないから「らしい」とつけなければいけないのかもしれない。が4年程のこの会社の経験から俺の聞いた話はかなり信憑性が高いものと思われる。

このクズ社長がこの業界に足を踏み入れたのは嫁の兄弟が会社を立ち上げるときにその会社に入ったのがきっかけだ。それも専務だそうだ。
やがてその会社は上場。沢山の金を得て独立。その会社でへまをやらかし追い出されこの会社を設立といった流れだそうだ。

つまり一番最初に誰もが経験する下積み、現場感というものを知らずにここまで来たらしい。
運と人脈の人と揶揄されていたのを聞いたことがあるがまさしくそうなのだろう。

だから毎週やってた会議という名の報告会でたまに問題が持ち上がってもじゃ皆で話し合って解決してください。で終わらせる。
そーゆー問題に直面して自身で解決したりした経験がないのだろう。
そしてそもそもそーいった問題と向き合いたくないのだろう。

人前でかっこだけしかつけてきていないからこの期に及んでこーなっちゃたけど自分頑張ってますって内容の手紙しか作れないのだろう。一言皆の前に出てきてすいませんというだけで全然違うと思うのだがそれすらもわからないのだろうか。


他にも顎が外れてしまうのではないかという驚愕の出来事もいくつかあった。
しかし先週無事にこっちが要求していた離職票などの諸々の書類が届き最低でもこっちのほしかったものは揃った。

これをもって自分の人生の中でも汚点でありながら濃密な1か月がようやく終わった。
つづき

社員の皆と中華料理を食べながら急遽訪れた休みを利用してどこか行こうか等と考えていたこの時間まではのんきな気分で過ごすことができた。

ここから地獄だった気がする。①の冒頭で書いた本当につらい1か月の始まりだ。

まずは取りあえず荷物の整理をはじめる。まずは段ボールを買いに行き荷物を詰める。しかしどう考えても段ボール1箱で収まらない。ましてやこれを電車で家に持ち帰る等というの愚の骨頂だ。他の社員も同じらしく皆で社用車を使う順番を決めそれぞれ持ち帰る事にする。俺はお昼にビールを飲んだ事もあり翌日に持ち帰る事にする。しかしこれだけならまだ良い。うちの会社には支店というか営業所的なところが1か所あり、俺はそこにも自分のデスクがあり同じくらいの荷物がある。これも整理しに行かなければならない。この日はそんな感じで明日で全部終わるかなーという漠然とした不安を抱えながら帰宅した。

てわけで翌日に諸々の荷物を引き上げ自宅に持ち帰る。そしてまた車を会社に返しに行く。
この時点でNo.2の人に弁護士から連絡があり、ようやく社員も窓口を知ることとなる。
往復の車の中で今後の事とかも色々と考える中で現在履行中のお客さんやお世話になった取引先の方々にいくら弁護士からの指示とはいえこのまま何も言わずにドロンするのは人としてどうなのかという思いがよぎりだす。

さすがに我慢できなくなり、取引先には挨拶も含め連絡を、お客様には事情の説明をする事を決める。

この時点で仕事を全く知らない社長や内部事情を何も知らない弁護士の指示は無視する事を決める。当然、お客さんや取引先には連絡すると事情を弁護士には話する。一応社長の携帯も出ないことはわかっているが着信を残す。

取引先には比較的簡単な作業である。電話で謝罪と挨拶をし次どうするんですか的な話で終わる。この時点で4社からありがたいことにうちに来てください的なお話をいただく。
問題は履行中やアフターサービス期間内のお客様への連絡だ。これは非常に心が痛い。
その中でも先月入金をし損害でいうと一番大きなお客様へ一番最初に連絡する事にした。もう最悪殴られても仕方がない。訴えるとも言われかねない。(会社がなくなるのでどこに訴えるのかはわからないが)

そんなこんなで一番きつい人にまずは連絡をする。事情が事情なだけにその日の夜お客様のお仕事終わりに22時から会う約束をする。どうしたらいいですかと聞かれるが当然もうどうにもできない。

結局ここからこのお客様と2週間くらいにわたりやり取りをし続ける事になる。これが一番つらかった。もちろん何千万単位で損害を被るお客さんの方がつらいのは間違いないのではあるが。

その他にも同時進行で様々な作業をしなくてはならない。他もお客様への挨拶周りや弁護士とのやり取りである。

お客様への挨拶周りをする中で少しおかしい事に気づく。弁護士からの案内では明日明後日でお客様へ案内を送付する事になっている。が誰も知らないのだ。弁護士に確認してみると4人しか送ってないとのこと。

なんじゃそりゃ。

てかそもそもお客さんに送った手紙の内容も俺らは知らんぞ。と。
取り急ぎその手紙をこっちに送ってもらい履行中のお客さんとアフターサービス中のお客さんでは記載内容が変わるからこっちで添削して送り返す事を弁護士に伝える。

そーこーしてるお客さんさんから弁護士を名乗る人から電話があったんですけど。。。と俺に電話が入る。

おいこら弁護士。
何をしとんねん。
10分前くらいに電話で言うたやろ。

この時点からこの弁護士は何ていうか、こう、できる方ではないのだという前提で関わるようにしだす。

そんなこんなで弁護士の先生様がお客様のお送りした文も手に入れる。
そこでわかった事をまとめると。。。

社長様が以前勤めていた会社の後輩が今やってる会社が潰れそうだからって引き受けたら代金払わずにそいつが居なくなりました。だからうちも資金繰りがダメになりました。

とのこと。

これが100%本当だとすれば俺ら巻き込み事故やん。。。
そしてこの週の後半、様々な事実が明らかになっていくのだ。


つづく


約1か月前の話だ。
よくドラマや映画等で見かけていた光景を自身が体験することとなったのだ。
その光景とは倒産、姿をくらます社長の2つ。

おかげさまで社会人生活たった8年で「上場・創業・倒産」をそれぞれの会社で経験したことになった。
とはいえ倒産するだけならまだ良かっただろう。キーマンのおっさん(社長)が姿をくらまし音信不通になりやがるからこの1か月本当につらかった。

大変不名誉ではあるがせっかくの記念なので、自身が異変を感じだした時期から時系列順に倒産確定までの経緯を記載する事にする。


2015年5月末頃
社長が会社に居ない事が多くなる。
このときはパートの人と金策にでも走り回ってるんですかねーと冗談を言い合っていたが、さすがに毎日いないので少しおかしいとは思っていた。

2015年6月第1週
5月末から4日ほどGWの代休があり、久々に出社しても相変わらず毎日いない。
流石におかしいとは感じたが他の社員は特に気にしている風ではなかったのでただ居ないだけかなぁと思ったりしていた。が皆の居ない時間帯に会社にきているような形跡はある。その証拠に6月5日(金)出先での仕事が長引き、22時頃荷物を置きに会社に戻ると何と社長が居たのだ。その時は特に挨拶以外何も話さず。

2015年6月第2週
相変わらず会社にこない社長。
この週になり銀行や取引先から入金の確認や社長や経理の方いますかという内容の電話がやたらと多くなる。
この時点でパートの人には状況を伝え、会社やばいかもしれないですと話をしておいた。
そして週の後半になって創業時から会社に居る実質No.2の人間が死にそうなくらい真っ青な顔して喫煙所にいたもんでピンときて話を聞いてみると「社長が先月の支払いどこにもしてなくて連絡がつかないんだ。」との事。
その瞬間、これはもう戻れないとこまで来たと悟る。
ってかあんたら今頃真っ青なってるけど先月末から社長おらんのもおかしいと思ってなかったんかい。とも少し思った。

そしてこの発覚と時を同じくして少し事件が起こる。元従業員で独立退職した人間が委託契約という形でうちの名刺を持って勤めていた時と全く同じ業務をしているのだが、こいつが取引先にもううちの会社潰れますよと触れ回っていたのだ。何故発覚したのかというと俺に取引先から確認の電話がかかってきたのだ。あの人こんな事いってましたけど本当ですか?と。
表向きにはうちの社員ではあるが部外者の彼になんの権限があるのだろうかと思いながら、この業界はこういいた話が回るのは非常に速い。実質このバカの取った行動のおかげでやることが無くなる。
そしてこの週の最後に社員だけで今後の対応についての話合い。
社長は電話には出ないがメールがきたらしく第3週には金の工面がつくから問い合わせがきたらその旨を伝えてくれとのこと。そして社員どうしの話合いで新規の受注をしても無駄だから営業はしないでくれとの事。この時点で営業部の私は晴れて公認の社内ニートに。

2015年6月第3週
月曜日は何も起こらず。どうせやることが無いので昼ごろに出社し他部署の人とお昼を一緒に食べた。
そして火曜日。この日何かあるのではないかと思い、いつもより無茶苦茶早く会社に向かう。
着いたら当然誰も居ない。しかもし部屋が涼しい。エアコンは消えている。おかしいと思いながら席に向かうと一通の封筒が。中を見ると解雇通告書と今後の対応と案内みたいなものが置いてある。
昨夜最後に会社を出たときは当然こんなもんはなかった。ということは昨夜の21時頃から今朝俺が出社するまでの間に奴はこれを置いてった事になる。しかもエアコンがついさっきまでついていた形跡を考えると・・・タッチの差だったのではないだろうか。そう考えると非常に悔やまれる。
案内を読みながら他の人が出社するのを待つ。案内の内容としては、、、

倒産します
正確には1か月後です
みなさんは今日から1か月有給です
弁護士の指示なのでまだ口外しないでください
今後のお客様、取引先の窓口は弁護士事務所です
明日明後日には弁護士からお客様、取引先に通知がいきます
社長は居ないといってください
今日中に荷物をひきあげてください
業務はもうしないでください
顧客情報、返却する備品などはNO.2の人に預けてください
給料は払えそうなら払います

といった感じ。

まぁしかしこのふざけた案内をもってして先月末からの疑惑が確信に変った瞬間である事は間違いない。
そして公認社内ニートがわずか3日間で世間様にも通用するニートとなった瞬間でもある。


ただ冷静に考えて荷物を今日中にというのは不可能な話である。また業務をするなと言われてもお客様にじゃ、そーゆーわけなのでさようならともいかない。

しかもこの案内書、肝心の窓口となる弁護士事務所の連絡先が書かれていない。最後まで無能っぷりをひけらかす社長様だ。しかしこれだけの文章を社長は作れないんではないだろうかと誰かが言い出す。そーなると作ったのは弁護士の先生かという事で皆納得していたが、もしそーであれば自身の連絡先を明記せずに案内を作成してしまう弁護士先生も大丈夫なのかと少し不安になったのを覚えている。

以上が異変を感じてから倒産確定までの経緯だ。

ちなみにこの日のランチは最後の晩餐というわけではないが、社員の皆と中華料理を食べに行き昼間から呑んだ。


つづく