(前回の続きです)
美しい人工芝に目を奪われました。
公立伝統校チックな城北とは対照的です。
民間出身(だったような)の見た目も話し方もソフトな校長先生によると「本校を志望する(第一志望の)生徒が特にほしい」、「繰上げは合格者は1日入試を受けた複数受験をした受験生から出す」というものでした。
その他、本郷では、数学に特に力を入れていて、独自の数学検定「本数検」(本郷の数学検定という意味かな)を実施しているとのことでした。面倒見がいいですね
また、高校からは特進コースも設置しており、かなり教育に力をつけていることが伺えました。それにしても、「本校を志望する生徒」って、みんな志望する子ばかりなんじゃないのと思いますが、実は2月1日入試に参入したのが2014年と日が浅く、それまでは2月2日入試スタートの複数受験校だったそうです。
「2月2日入試スタートなら、豊島岡女子と同じか❗️」と思えますが、豊島岡女子が女子御三家と遜色ないのに対し、本郷はどうしても「押さえ校」としてのイメージや昔の実業学校的なイメージ(機械科やデザイン科もあり)もありました。
勝手に想像すると、トップレベルの受験生で2日に栄光学園or聖光学院を受験しない層が本郷を受けていたのだと考えられます。
そのため、
1日開成
2日本郷
3日筑波大学附属駒場
ということも普通に「アリ」だったと思います。
まあ、でも、実際のレベルを考えたら早稲田や海城ぐらいの併願が多そうなイメージです。
1日早稲田①or海城①
2日本郷
3日早稲田②or海城②
はたまた
1日早稲田実業学校
2日本郷
3日明大明治②
併願パターンは、今も昔もこんな感じかなーと思いますが、肝心の中身が違います。
そもそも2月2日入試が最初のため、第一志望で入る子が少なかったようです。
それが良くも悪くも本郷の気質を作っているのですが…。
「開成落ちの優秀層は欲しい。しかし、少し偏差値は落ちるけど、本校が第一志望の前向きな子達も欲しい。そして、願わくば、両者の『化学変化』を期待したい。」
学校側は、このように思っていることでしょう(たぶん)。
(また続きます)