2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:875ページ
ナイス数:227ナイス

花咲家の旅 (徳間文庫)花咲家の旅 (徳間文庫)感想
気づいていないだけで、身の回りに起こっている優しい奇跡。きっと誰にでもあるんでしょうね。想ってくれること、やってくれる日常のこと、笑ってくれること、暖かいこと。どれもこれもホントは当たり前じゃなくて、奇跡的なことなのかもしれません。感謝の気持ち、忘れちゃダメですね。/“踏みとどまることを決めて、前進すること”。どんなに才能があっても、それができなければ成功しません。逆に自分で決断して行動していることは、すべて成功する可能性があると言うこと。/将来、彼女が決断する全てのことを、最後まで応援したいと思います。
読了日:11月24日 著者:村山早紀
現代語古事記: 決定版現代語古事記: 決定版感想
イザナギ、イザナミ、スサノヲ、天照大神。神話と言われるもののほうが楽しく読めます。天皇のお話は、応神天皇あたりを過ぎると、誰が誰だか分からなくなっちゃいました。名前が難解だし、子はたくさんだし。/本当にあったお話かどうかじゃなくて、時の権力者が国民に向けて編纂したお話だってことが興味深いです。一千何百年も昔の。でもサラッと読んだだけでは、どのあたりが日本人の精神に繋がるのか分かりません。神様たちは、ワガママ、傍若無人。意外に卑怯な手で、残酷に殺すし...。武士道なんかとは真逆の教えのような気がしますよね。
読了日:11月12日 著者:竹田恒泰
透明人間は204号室の夢を見る透明人間は204号室の夢を見る感想
私にはこれしかない。と、私にはこれがある。大分違いますよね。前向きだし。もともと何も持ってないんだから、何か1個でも持っているって感じられるなら幸せだよね。/選択できる、選択させられる、選択せざるを得ない。言い方、捉え方1つで心持ちも変わります。でも選択肢が無いと言っても、困難に立ち向かう気持ちや、周りを見渡す広い視野を無くしてしまっているだけなんだもの。何か1つでも残るのであれば、他の何を失っても恐くない。だから選択できる。僕にはあなたが居るからね。/失うことも成長なのでしょうか。否定的じゃない意味で。
読了日:11月6日 著者:奥田亜希子

読書メーター
2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2072ページ
ナイス数:401ナイス

きのうの影踏み (幽BOOKS)きのうの影踏み (幽BOOKS)感想
小さいときから怖がりで、霊感なんかは全くないんだけど、暗闇が気になったり、鏡が怖かったり。小学生の頃に流行ったコックリさんなんてもっての他だったし、真夜中に3回続けて唱えると、人外の物に連れ去られるって言葉を教えた友達には、ホンキで怒ったり。/霊の存在は全く感じられませんが、見える人には見えるんだろう。僕もその程度の認識なのですが。怖い気持ちの時には何でも怖く見えちゃう。ほら、今、新幹線の窓に映ったおっちゃんが動いただけで、ビクッってしてもた!困った。今日は出張で1人で寝なくちゃいけないのに(´;ω;`)
読了日:10月28日 著者:辻村深月
BABELBABEL感想
GIVERの続編です。復讐は負のイメージ、でも悪ではないです。過去に拘るよりか、現在や未来に目を向けてとかあるけれど、過去を振り切るためには復讐が必要なのかも。/理不尽なのはどっちなのか。仲間を止めようとしたとか、仇は取ったとか。被害者からすれば、そいつがそんな風に信じてることが理不尽なんだよね。でも結局、全て人間の思い込み、それぞれが都合の良い1面しか見えていないのだから、力を持つものが自分のため以外にその力を振るうことは、理不尽になり得ることだよね。悪事銀行と復讐代行業者。そんなに絡むものでしょうか?
読了日:10月24日 著者:日野草
総司 炎(ほむら)の如く (文春文庫)総司 炎(ほむら)の如く (文春文庫)感想
何が切ないって、勝ち負けじゃあないよね。ただ侍になりたかっただけ、純粋に剣の道を極めようとしただけ。その侍の生き方がだんだんと否定されていき、銃によって剣の力が失われていき。必死につかもうとしたものが形を失っていくことが一番切ないです。総司の病状の悪化と、世から剣の力が失われていくのがリンクしているようでした。病気は忌み嫌われるものだけど、最強の剣が、世の流れに全く無意味なことを思い知らされなかったことは、逆に良かったのかもしれません。/秋山さんの新撰組は好き。主役の存在感も目立ちすぎずちょうど良いです。
読了日:10月20日 著者:秋山香乃
惑星カロン惑星カロン感想
とっさの行動、熟慮して出した結論。きっと誰であっても、そんなに事象は変わらない。そのパターンは有限だと思います。でも、一瞬でも、長い時間でも、その結論に至る筋道、思考、想いは千差万別。頭の中で起こっていることは誰にも分かりません。頭と心はリンクしないことも多いから、結論の納得度や満足度だって色々。デジタル化なんて不可能だと思います。そんなSF的な展開だったり、センセの過去も思いの外複雑だったり。チカちゃんと愉快な仲間たち的なノリから、先が見えなくなってきましたか?/チカちゃんは相変わらず。蛙の子は蛙だね。
読了日:10月15日 著者:初野晴
新選組颯爽録新選組颯爽録感想
観柳斎は誰が書いてもやっぱりゲスいなぁ。ちょっとばかり才があるからって、慢心しちゃったらダメ。たかが人間の才なんか、真摯さ愚直さで割りと逆転可能です。尾形俊太郎さんのお話は良かったです。その他に土方も総司も原田も山南も芹沢もイメージ通りでした。/“斬る”、“殺す”。結果は同じことだけど、剣士にとっては大きく意味が違ったのだろうな。“殺す”だと殺伐として、血なまぐさくて、嫌な感じがするけれど、“斬る”だとどこか神聖な雰囲気さえ感じてしまいます。/糸里さんの名前が出てきてドキッとしました。実在してませんよね?
読了日:10月9日 著者:門井慶喜
紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
何百年も生きていたら、機械の身体を手に入れたら。その時の僕は本当に今の僕なのでしょうか。記憶は繋がっているかもしれない。生まれた時は覚えてない。でも10年前、5年前、1年前、昨日、5分前、全部覚えてます。でも証明するものは何もない。記憶していることが、全て本当のこととは限らない。そもそも昨日という瞬間は、本当に在ったのでしょうか。永遠なんて何て意味のないことなんだろうと思います。アルゴリズムは考えたら恐い。/紙の動物園、もののあはれ、心知五行、波、愛のアルゴリズム、文字占い師、良い狩りを、が良かったです。
読了日:10月6日 著者:ケン・リュウ

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2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1722ページ
ナイス数:358ナイス

恋せよ魂魄 僕僕先生恋せよ魂魄 僕僕先生感想
ラクス再びですね。安禄山としてこれから史実とどんな風に絡んでくるのでしょうか。そう言えば楊貴妃って出て来てたっけ?出てないよね、これからかな?それとももう登場してるうちの誰かが楊貴妃になっていくのかな?もしかして先生が?まさかね、それはないよね。/王弁も劉欣も仙骨の力を少しずつ使えるようになってきました。秘められた力は、何だかとてつもないもののようです。劉欣が磨いたものが王弁の中に。少年マンガだったら、これで戦闘力が数倍になるパターンですね。ガンガン戦う王弁は想像できないけど、劉欣の分まで頑張らなくちゃ!
読了日:9月30日 著者:仁木英之
三国志〈13の巻〉極北の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志〈13の巻〉極北の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)感想
素晴らしかったです。素晴らしすぎて大好きな三国志のことがもっともっと大好きになって、でもちょっとだけ嫌いにもなりました。漢王朝再興と言う大義名分を掲げた蜀、そして孔明。僕もずっとそれは正義だと疑っていませんでした。でも何か違う。儚くて脆くて虚しい。馬超の立ち位置から見たからか、そんな風に感じてしまいました。絶対的な正義、圧倒的な野望を持った英雄が、数多の知将、猛将を操ってぶつかり合う。そんな純粋さの裏に潜んでたものが明らかになった感じです。軍事国家の蜀、それを正義と信じる孔明に、人の怖ささえも感じました。
読了日:9月25日 著者:北方謙三
レッドスワンの星冠 (電撃単行本)レッドスワンの星冠 (電撃単行本)感想
なぜ未来を信じることができるのか?違う、未来なんか知らない。自分を信じてるだけ。こんなところで立ち止まる訳にはいかないのだから!ちょっと歯車が狂ったら暴君とだって言われかねないほどの危うさも感じてしまいますが、ここまで突き抜けることができるのは凄い。狂った歯車は切り捨てるのか、力づくで変形させてでも正常に回してしまうのか。/実は結構なタレント揃いなレッドスワン。層は薄いけど、主力の能力は県下ナンバー1なんじゃない?美波のエースだって小粒感ありあり。/安定の様式美。真剣な深刻さなのに、少し笑ってしまいます。
読了日:9月19日 著者:綾崎隼
土漠の花土漠の花感想
ピンチ、ピンチ、希望、ピンチ、ピンチ、絶望、絶望、絶望。勇気、ピンチ、ピンチ、ピンチ、絶望。そんな感じ。気が休まる暇がありません。終盤は激しい銃撃戦に肉弾戦も。派手なアクションシーンの連続は、映像にしたら映えるだろうなぁって思います。アスキラがRPGをぶっぱなして、弾頭とバックブラストで前後の敵を一掃するシーンなんて特にそう。映像化したほうが良いと思います。/これはフィクションですけれど、こういった紛争地帯で起こったことが、人為的に歪められて伝わることが気持ち悪い。実際にはあり得ないことだと信じたいです。
読了日:9月15日 著者:月村了衛
三国志〈12の巻〉霹靂の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)三国志〈12の巻〉霹靂の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)感想
出師の表。祁山への出陣。長安を奪取するだけでなく魏皇帝の命、そして一気に洛陽まで脅かすほどの壮大な作戦。着実に手を打ち、将を配置していき。緊張感も高まっていきます。そして街亭の戦い。故事成語の元にもなってる有名な戦いは、その結末を知ってるだけに、それに向かう一つ一つの行動が、全て儚く悲しく感じられてしまいます。どんな天才だって、人の心や思考を全て読むなんてできません。やっぱり運が無かったってことでしょうか。趙雲が逝き孔明は1人。でも1人だと思ってしまったことが、孔明の一番の失敗なのかもしれないと思います。
読了日:9月11日 著者:北方謙三
パラレルワールド御土産帳パラレルワールド御土産帳感想
これ全部模型を作ったんですか?きっと楽しかっただろうなぁ。ありそうもない、役に立ちそうで微妙に使えない機能がついていたり。パラレルワールドはこの世界と違うし、少し変わった人たちが、少し変わった道具を使う姿を想像しながらね。こんな発想力があったら毎日楽しいだろうと思います。何を見ても楽しい想像、不思議な妄想が拡がっていきそう。でも子供の頃にはみんな、こんな発想力があったような気がしますね。大人に無視されたり、くだらないとか一笑されたり。子供達がそんな風に発想する心を無くしていかないようにしてあげなくちゃね。
読了日:9月4日 著者:穂村弘,パンタグラフ

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