来季について。
昨日、チームから来季は契約しないと言われました。
僕達が積み重ねてきた物を一瞬で壊された気持ちです。
僕がツエーゲンに入団したのは2009年、その頃はまだ地域リーグでツエーゲンというチームがJリーグの舞台にいくまでには程遠いリーグでした。
入団する前、僕は愛知県にいたので、正直地元のツエーゲンというチームには興味がありませんでした。
でもツエーゲンに入団し、練習や試合をしていく中で、サッカーで地元金沢を盛り上げることができたら最高だなと思いながら、日々サッカーに打ち込むことができました。
当時のチームスタッフ、選手も絶対にJFLに上がるという気持ちで毎日の練習、試合を戦い、本当に本当にギリギリの戦いの中、JFLに上がることができました!
その時の喜びというか嬉しさはいまでも忘れません。
それからはツエーゲンというチームには大きな可能性があると思いはじめ、絶対にすぐにJ2にいくぞという気持ちでいました。
でも成績、そして金沢のみなさんをツエーゲンが変えることはなかなかできなくて毎年、毎年悔しい思いをしていました。
そんな中、ツエーゲンと一緒にJFLに入った松本山雅さん、ツエーゲンより遅れて入会したカマタマーレさん、パルセイロさんには今では成績、観客数、全てで負けている。本当に悔しい。
松本山雅さんはJ1昇格争いまでしていました。
ツエーゲンというチームはそんなに魅力がないのかなとか考えるけどツエーゲンの魅力は沢山あると思う。
綺麗で歴史と文化のある金沢。その街にスポーツで街を盛り上げることができるツエーゲン金沢というチームがある。そんな歴史、文化、スポーツの揃った街なんてどこにもないと思う。
まだ金沢のみなさん石川県のみなさん日本のみなさん世界のみなさんにあまり知られていない、そしてクラブもまだまだ大きくなる可能性がある。
それはJ1.J2のクラブでは味わえない素晴らしさ。自分の手でチームを作りあげていく楽しさ。
そんな未熟で完成されていない所は本当にツエーゲンの魅力だと思う。
ただ、その魅力を活かすも活かさないのもツエーゲン次第。
金沢のみなさんに愛され、どんなときもツエーゲンに元気や勇気をもらい、そして元気や勇気をもらった人たちが今度は選手にパワーを送る。そういうツエーゲンが街にないといけないと思わせるチームにならないといけないと思う。
ツエーゲンは過去に選手が退団し存続もあやぶまれた時期、一緒に戦った仲間と大量に別れた時期、色んなことがありましたがツエーゲン金沢は世界のビッグクラブではない。
確かに、カテゴリーがあがり今の戦力では戦えないと思うときもあるのはわかる。
それは自分も名古屋を退団したとき、自分の力が足りなかった。
でも毎年毎年、成績の為に選手だけが退団することになるチーム。
金沢の人、石川の人に名前と顔が一致しないまま退団する選手がいたら応援する方も愛着がわかずチームを愛すことなんかできないと思う。
ツエーゲン金沢というチームが誰の為にあって、なんの為にあるか。
サッカーする選手の為だけにあって試合だけする為なのか、金沢、石川の為にあって、街や金沢、石川の人達をサッカーで元気にする為なのか。
俺はツエーゲン金沢というチームは大好きで、この5年間、ツエーゲンを通して出会えた人、ツエーゲンを通して仲良くなれた人がたくさんいます。
本当にたくさんの経験、出会いをくれたツエーゲン金沢に感謝してます。
そして毎試合、応援してくれるサポーター、スタジアムに足を運んでくれたみなさん、俺が試合に出てない時も常に試合会場にきてくれ僕に元気をくれた関西方面の方、本当に本当に感謝してます。
サポーターの応援は本当に苦しいときに選手に伝わってきます。
ツエーゲン金沢はこれから厳しい戦い、苦しいときが続くと思うので今の人数じゃたりません。笑
沢山の方にサポーターになってもらい応援して会場を沢山の人にしてください。
これからの事はまだなにも決まっていません。サッカーするかしないかも迷っています。
なので日本中、世界中のサッカー関係者のみなさん、魅力あるオファーたくさんまってます!
サッカーに限らず、色んな職種の社長様、オファーいただけたら嬉しいです!
最後にツエーゲン金沢のみなさん、俺をクビにした来季、必ずJ2に昇格してください。
絶対に!
そしてツエーゲン金沢に過去、所属していた選手、スタッフ、関係者がツエーゲン金沢に所属していた事を 誇れる ようなチームにしてください。
最後にみなさんに会えるのは報告会パーティーなので、たくさんの方の来てください!
5年間本当にありがとうございました